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NEC、温度センサーや赤外線リモコンを搭載したネットワークカメラ
スマホで留守宅の空調を操作、「ペットに快適な環境」
(2015/1/7 15:30)
NECおよびNECプラットフォームズは、外出先のスマートフォンなどから遠隔操作できる機能を備えたネットワークカメラ「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」を2月上旬に発売する。価格はオープン価格。販売予想価格は3万円前後。
今回発売される「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」は、温度センサーや赤外線リモコンなどの、家電の遠隔操作に必要な機能を備えた留守宅用のネットワークカメラ。
スマートフォンやタブレット向けに提供されるアプリ「Atermホームコントローラー」(iOS、Android)を利用し、最大720pのカメラ映像の確認や、水平330度、垂直120度のパン/チルト機能でカメラの向きを操作できる。照度センサーにより暗くなると赤外線ライトによる暗視機能が自動的に有効になるほか、動体検知機能や音声検知機能で、スマートフォンに通知する機能を搭載。カメラの映像は本体に装着できるmicroSDカード(最大32GB、FAT32のみ)に録画でき、動体検知時には最大10秒の動画や最大6枚の静止画をメールに添付して送信することも可能。
「ペットに快適な環境を提供」と謳うように、本体に搭載された温度センサーで計測する室温を、アプリ「Atermホームコントローラー」で確認可能。必要に応じて、エアコン、テレビ、照明を、本体に搭載の赤外線リモコン機能を利用して遠隔操作できる。赤外線リモコン機能は主要メーカーの設定がプリセットされるほか、学習機能で新たに設定することも可能。
このほか、プライバシーモードが用意されており、在宅時にはボタンひとつで機能を停止することが可能。この際、カメラは後ろ向きになるよう回転し、マイクやリモコン機能も停止するようになっている。
カメラ本体は無線でネットワークに接続される仕様で、パッケージに同梱されるWi-Fiアクセスポイントと接続する設定で出荷される。ユーザーはこのWi-Fiアクセスポイントを家庭のルーターにLANケーブルで接続するだけで利用を開始できるようになっている。すでに家庭にWi-Fiアクセスポイントがある場合は、カメラをそちらに接続することもできる。
カメラ部分は100万画素のCMOSセンサー。大きさは約101×113×127mm、重さは約330g。Wi-Fiアクセスポイントは「W300P」で、「AtermHC100RC Wi-Fiアクセスポイントセット」専用の仕様。大きさは約43.8×57.6×13.3mmで、重さは約20g。