ニュース
Cerevo、USBキーボードをタブレットに接続できる「EneBRICK」
6000mAhのバッテリーとスタンド機能も搭載
(2014/3/28 13:49)
Cerevoは、USBキーボードをBluetoothに変換し、タブレットやスマートフォンなどと接続できるようにする「EneBRICK」(エネブリック)の販売を開始した。当面は同社直販サイトでの販売となり、価格は1万2800円(税抜)。発送は4月上旬からを予定。
「EneBRICK」は、接続されたUSBキーボードをBluetoothに変換し、タブレットやスマートフォンなどでキーボードによる文字入力ができるようになる製品。高級キーボードなど、Bluetooth接続が望めない製品をタブレットでも利用できるようにするというコンセプトで開発されている。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、iOS、Androidを含めて幅広い機器と接続できる。本体前面の一部はスライドさせることができ、10インチクラスまでのタブレットを立てかけるスタンドとしても利用できる。
接続できるキーボードは一般的なUSB接続のキーボードだが、スマートフォンのOSに対応する関係などから、英語配列のキーボードとして認識するため、記号などにおいてキートップの印字と入力できる文字が異なるキーがある。また、Bluetoothの接続にスタンバイやスリープ機能は無いため、使い終わったら電源ボタンで電源をオフにする。
本体には6000mAhのリチウムイオンバッテリーも内蔵しており、キーボードの駆動のほか、同時に、モバイル端末の外部バッテリーとして使うこともできる。給電用の出力は5V 2.1Aで、タブレットなどにも対応する。なお、「EneBRICK」本体を充電している状態では、モバイルバッテリーとして外部に給電はできない。
【訂正 2014/03/28 19:02】 初出時に「USBキーボードを利用している状態では、給電を行えない」としていましたが、正しくは「本体を充電している状態では、外部に給電を行えない」でした。
本体のファームウェアは更新が可能で、機能の追加や修正も行えるとしている。
Cerevoはではこのほか、「EneBRICK」のコンセプトに共感したというPFUとコラボレーションを実施。PFUが販売するキーボード「Happy Hacking Keyboard」とのコラボレーションモデルとして「HHKB」のロゴが入ったモデルも製作しており、こちらはPFUの直販サイトで販売される。機能や価格は同じ。
「EneBRICK」の動作時間は約18時間。Bluetooth 2.1+EDRは、HIDプロファイルに対応している。大きさは約124×64×24mmで、重さは約215g。