RIM、次世代プラットフォーム「BlackBerry BBX」発表


 カナダのResearch In Motion(RIM)は、スマートフォンやタブレットに対応した次世代BlackBerry OS「BlackBerry BBX」を発表した。

 「BlackBerry BBX」は、モバイル向けのソフトウェアプラットフォーム。RIMはこれまで、スマートフォン向けにBlackBerry OSを、タブレット端末「BlackBerry PlayBook」向けにBlackBerry Tablet OSを採用してきたが、BBXよりこれらを統合したモバイル向けソフトウェアプラットフォームとして展開していく。タブレット用OSは組込向けのUNIX系OS「QNX」ベースとなっていたが、双方の利点を組み合わせる。

 BlackBerry PlayBookと同様にBlackBerry用JavaアプリやAndroidアプリが利用できる。BBXには、新たに「BlackBerry Cascades」と呼ばれるUIフレームワークが採用される。

 開発者向けツールのアップデートも発表され、BlackBerryのスマートフォンとタブレットに対応したWebベースの開発環境「WebWorks」や、PlayBook向けのネイティブSDK、Androidアプリが動作するβ版「BlackBerry PlayBook OS 2.0」などが公開された。

 なお、スマートフォンとタブレット向けOSの統合環境は、アップルがiOSで、Android OSも発表されたばかりの「Android 4.0」(コードネーム:Ice Cream Sandwich)で提供している。

 




(津田 啓夢)

2011/10/19 19:02