HTC、海外向け最新モデルなどを国内で披露
HTCの小寺氏 |
HTC Nipponは、HTCの最新状況を説明するプレスイベントを開催した。
発表会でプレゼンテーションを行ったHTC本体のCPO(Chief Product Officer) 小寺康司氏は、HTCの海外での最新状況などを説明した。同氏は「0.8」という数字を出して、世界において0.8秒1台のペースでHTC製端末が販売されていると語った。ちなみに昨年は0.9秒に1台のペースだった。
また、HTCが現在もっとも注力している北米市場において、2011年第1四半期にスマートフォンにおけるメーカーシェアにおいて、アップルやRIMを抑えてトップシェアを獲得したことを報告。「米国で一番になることが目標だった。HTCにとって非常に大きなこと」と語った。
発表会では、HTCの海外モデルが会場に並んだ。「HTC EVO 3D」「HTC Sensation」「HTC Flyer」「HTC SALSA」「HTC CHA CHA」などが披露された。「HTC EVO 3D」の説明の中で、独自インターフェイス「HTC SENSE」の最新版(3.0)なども紹介された。
また、映像コンテンツ配信ポータル「HTC Watch」についても言及した。現在、欧米を中心に展開されているHTCの動画配信ポータルで、テレビなどへの出力にも対応する。HTCでは、「HTC Watch」を欧米以外の地域でも展開する方針。国内では、2011年後半から2012年初め頃には提供される予定で、邦画やテレビ番組などの配信を検討しているという。NFC対応端末については、年末から2012年年初頃のに提供される予定だ。
北米では、Verizon向けにLTEに対応した「HTC ThunderBolt」を、Sprint向けには3D撮影および裸眼3D表示対応の「HTC EVO 4G」を投入するなど、積極的に新端末が登場している。グローバルのスマートフォン市場において勢力を増すHTCだが、その一方、国内市場では着実に歩を進めている印象がある。今年4月、WiMAX対応「HTC EVO 4G」をベースとした「htc EVO WiMAX ISW11HT」がauから登場したが、グローバルでは2010年春に発表されたモデルとなる。小寺氏は、HTCが小さい企業であるとし、日本向けの展開はゆっくりとしたペースであったことを説明し、今後、国内展開についても加速していく方針を示した。
■プレゼンテーション
■HTC EVO 3D
■HTC Sensation
■HTC Flyer
■HTC SALSA
■HTC CHA CHA
2011/6/24 15:47