シンプル操作のAndroid端末「Optimus chat L-04C」


「Optimus chat L-04C」 White Silver

 「Optimus chat L-04C」は、Android 2.2を搭載したLG Electronics製のスマートフォン。スライド式のQWERTYキーボードを搭載し、従来型の携帯電話をイメージした「ドコモメニュー」を搭載する。2011年2月の発売を予定する。価格は、購入サポートなど店頭の割引施策込みで、一括で1万円台後半になる見込み。

 スマートフォンに初めて触れるユーザーを意識し、従来の携帯電話型のオリジナルメニュー「ドコモメニュー」をホーム画面のUIとして搭載。アプリ、メール、データBOXなどを馴染みのあるアイコンで利用できる。例えば、ドコモメニューで「メール」を選択すると、アプリ一覧画面からメールに関連したアプリがカテゴリーとして分類され表示される。同様に「本体設定」「地図」カテゴリーなどさまざまなカテゴリーが用意されており、雑然としがちなアプリの一覧画面をカテゴリー別に把握できるようになっている。また、LG独自の「LG Optimus UI」も搭載しており、「ドコモメニュー」以外のUIもプリインストールで選べるようになっている。

 マルチメディア、SNSなどテーマごとにウィジェットやアプリが設定されている7画面構成のホーム画面をプリインストール。ウィジェットも30種類以上がプリインストールされている。

 3.2インチ、ハーフVGAのディスプレイを搭載するほか、長文の作成に優れるQWERTYキーボードを装備。キートップは各キーが独立した形状で、ベースとなった海外で展開されている端末と比較しても、ドコモ向けに大幅に変更されている点になっている。句読点やマナーキー、ホームキー、ファンクションキーは独立して搭載し、カーソル操作と合わせて画面操作のほとんどをキーボードで行えるなど、使い勝手に配慮されている。

 パソコン上で端末を遠隔コントロールできる「On Screen Phone」をプリインストール。320万画素カメラは顔認識機能も利用できる。日英・英日辞書のほか、Twitter、Facebook、MySpaceなどをまとめてチェックできるアプリ、複数のメールを管理できるアプリも用意されている。spモードがサポートされ、iモードのメールアドレスを利用可能。おサイフケータイ、ワンセグはサポートされない。

 ディスプレイは約3.2インチ、320×480ドット、ハーフVGA、6万5536色表示のTFT液晶。

 カメラは約320万画素のソニー製「ISX005」CMOSカメラを搭載。外部メモリとして最大32GBまでのmicroSDHCカードがサポートされ、2GBのmicroSDカードが同梱される。

 通信方式は3G+GSM。HSDPAとして下り最大7.2Mbps、HSUPAとして上り最大2.0Mbpsがサポートされる。無線LAN、GPSが利用できる。Bluetoothはバージョン2.1+EDR。

 大きさは116×58×15.3mmで、重さは約149g。連続待受時間は3Gで約340時間、GSMで約300時間。連続通話時間は3Gで約340分、GSMで約330分。ボディカラーは、White Silverのみ。


 


 

 



(太田 亮三)

2010/11/8 12:53