ドコモ、関東甲信越の一部地域でFOMA音声通話の障害


 NTTドコモは、関東甲信越の一部地域において、FOMAの音声通話で障害が発生していることを明らかにした。通話中、2~3秒ほど通話が途切れてしまうという。

 同社によれば、障害が発生したのは5日6時頃。回線接続やハンドオーバー(移動する携帯電話が別の基地局へ繋がるよう切り替える仕組み)などに関わる無線ネットワークの制御装置に対して、ソフトウェアのアップデートを行ったところ、障害が発生した。現在、旧バージョンへ戻すことで一部、回復しつつあるが、一局ずつ作業を行っているため時間がかかるという。ただし、原因の詳細については調査中。復旧の時刻は定まっていないが、日付が変わる5日24時ごろになる見込み。

 対象エリアは東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県、新潟県の一部。通話や通信は通常通り繋がるが、通話中に2~3秒途切れることがある。影響を受けるのは約800万人と見られている。

【追記 2010/2/5 17:30】
 NTTドコモによれば、復旧作業が現在も行われ、回復したエリアが広がっているという。16時時点で影響を受けているのは500万人で、13時時点より300万人減少した。問い合わせはこれまでに680件寄せられているという。

 



(関口 聖)

2010/2/5 14:17