KDDI、イリジウムを使った船舶用通信システム発表


 KDDIは、船舶用小型アンテナと主装置を使って3回線の電話とデータ通信が同時に行える「イリジウム OpenPortサービス」(仮称)を9月1日から開始する。

 「イリジウム OpenPortサービス」(仮称)は、3回線の電話と同時に最大128kbpsのデータ通信が行える船舶用通信システム。船内の業務効率化が図れ、小型のシステムとなるため、設置や保守が容易としている。日本船籍で導入する場合はKDDIとの契約が必要となる。

 船舶用小型アンテナのサイズは、大きさが230×570mmで重さは11kg、主装置は大きさが200×250mmで重さは1.35kgとなる。

 利用料は通信料によって異なる。最大9.6kbpsの場合は月額5000円で、通話料は1分あたり153円、データ通信料は1MBあたり1800円。月額基本料は、32kbpsの場合は月額1万3200円~11万8800円、64kbpsの場合は月額8万6250円~13万050円、128kbpsの場合は月額12万円~14万8800円。無料通信分などによって料金は異なる。このほか、契約料として1万2600円かかる。



 



(津田 啓夢)

2009/8/31 17:35