ソフトバンクとKDDI、兵庫県の一部で台風9号で通信障害
ソフトバンクモバイルとKDDIは、台風9号に伴う影響で、兵庫県に設置されている一部の基地局に障害が発生していることを明らかにした。
ソフトバンクによれば、台風9号に影響で兵庫県に設置されている一部の基地局に障害が発生し、該当するエリアにおいてソフトバンク携帯電話が利用できない、もしくは利用しにくい状態が続いているという。影響を受ける地域は、兵庫県の宍粟市、佐用郡佐用町、赤穂郡上郡町。原因は集中豪雨に伴う河川の氾濫、および土砂崩れによるもの。
KDDIは、兵庫県の基地局2局が被害を受けたことを明らかにした。対象エリアは、兵庫県赤穂郡上郡町と佐用郡佐用町。そのうちの1つである河野原円心局については、周辺のほかの基地局でカバーできるため輻輳などの影響はないとしている。もう1つの利神山平福トンネル局については、停止している基地局がトンネル内となるため、他局でカバーしきれていない状態という。立ち入り制限などによって基地局に近づけないため復旧に時間を要しているとのこと。音声サービス、EZweb・データ通信サービス全般に利用できない事象が出ているという。
なお、NTTドコモでは、台風9号に伴う落雷によって、伊豆の天城高原付近の基地局が停電したことを明らかにしている。現在はほぼ復旧しており、周辺は別荘地、およびゴルフ場ということもあり、ユーザーへの影響は少ないようだ。
このほか、ウィルコムは被害を受けた基地局はあるものの、ほかの基地局で補完できるレベルであり、繋がりにくいといった影響は出ていないとしている。イー・モバイルも影響はないという。
2009/8/11 18:45