au携帯電話で鉄道知識を競う「クイズ鉄道王決定戦」


「クイズ鉄道王決定戦」記者発表会に登場した中川家・礼二(左)と優木まおみ

 KDDIおよび沖縄セルラーは7月29日から9月30日まで、au携帯電話向けの期間限定イベント「クイズ鉄道王決定戦」を実施する。鉄道に関するクイズ1000問をWebサイト上で出題、8月31日17時まではランキングも競い、1位は“鉄道王”に認定される。イベントへの参加は無料(パケット通信費などは別途必要)。

 7月29日にさいたま市の鉄道博物館で行われた記者発表会には鉄道ファンとして知られるお笑い芸人の中川家・礼二、タレントの優木まおみが参加、イベントスタートを盛り上げた。


ランキング対応クイズが1000問、答えの解説文章も充実

「クイズ鉄道王決定戦」のロゴ。JR東日本のロゴ表記にちなんでおり、“鉄”の字が本来の漢字とは異なっている

 クイズ鉄道王決定戦では新幹線、ブルートレイン、駅・駅弁など8ジャンル合計1000問のクイズ(交通新聞社監修)を出題。期間中、ユーザーの好きな時間帯・タイミングで挑戦できる。総合順位やジャンル別の全国順位など各種成績も集計、自分の実力をチェックして楽しめる。また挑戦した問題数に応じて、待受画像や着信メロディ・着うたなどの鉄道関連コンテンツをダウンロードできる特典もある。

 クイズはau携帯電話限定の無料コンテンツとなっており、他のキャリアからは利用できない。無料エントリー時には携帯電話製造番号を通知する仕組みとなっており、ニックネーム(鉄道の名称)、性別、ファン歴をプルダウンメニューから選択するだけで、比較的簡単にユーザー登録が済ませられる。またサイト閲覧自体はエントリーの有無にかかわらず自由に可能。

 クイズは基本的に4択形式となっており、10問ごとにチャレンジできる。各設問への解答後には詳細な解説文や写真が表示されるため、鉄道ファンでなくても楽しめる内容になっている。なお同じクイズに何度も解答することは可能だが、ランキング集計対象になるのは初回1回だけという。さらに、制限付きながらクイズ中断機能も用意されている。ランキング集計は8月31日17時で終了するが、以後9月30日までは引き続きクイズを楽しめる。

 このほかクイズ鉄道王決定戦の開催記念として、駅名看板などが出品されるオークションを8月3日から「au one モバオク」で実施する。また全国各地の著名駅や“秘境駅”には、各駅オリジナルキャッチコピー入りの特製ポスターを掲出中という。

中川家・礼二と優木まおみが難問に挑戦

鉄道博物館で行われた記者発表会。C57型蒸気機関車の前にステージが用意された

 29日に鉄道博物館(さいたま市)で開催された記者発表会には、鉄道モノマネなどで知られる中川家・礼二が鉄道ファン代表、タレントの優木まおみは初心者代表として参加した。記者・関係者以外に一般来館者も遠巻きに観覧することができたため、夏休み中の子供や保護者が足を止めていた。

 ゲストの2人は駅社員制服に身を包んで登場。専用の名札まで準備済みという好待遇(?)ぶりにご機嫌だったようだ。礼二は冒頭、「鉄道マニアは『自分が一番知っている』ということを常に表に出したいと思っている。こういった種類のコンテンツはあまりなかったので、ぜひ続けていってほしい」と、継続的な開催を早くも懇願。発表会前には新幹線ジャンルのクイズに挑戦、1問間違った程度とのことで、ランキング上位入りにも自信を見せていた。

 さらに「鉄道博物館にはプライベートや仕事で6~7回は足を運んだ」「館内の鉄道運転シミュレーターに子供が多数並んでいるが、気にせず大人1人で並んでいる」などのエピソードを披露。また「新幹線のトイレが流れる音」や駅構内アナウンスのモノマネで聴衆を楽しませた。

 一方の優木は「ケータイは肌身離さず持っているから、ちょっとした空き時間にも楽しめそう」「間違えてもトリビア的な発見、知識が増えていく喜びがある」と、その気軽さや、幅広いユーザーを対象にした問題構成をアピールしていた。


モノマネや思い出話で鉄道マニアぶりをアピールしていた中川家・礼二優木まおみも制服姿で登場

 発表会では、ゲスト2名が実際に出題される4択問題へ挑戦した。「かつて新幹線で行われていたサービスはマッサージ、ヘアサロン、英会話教室、秘書サービスのうちどれ?」「寝台特急『カシオペア』に乗る際、悩ましい問題とは?」など4問。途中、1問だけ答えが先に分かってしまうハプニングもあり、優木はそこであえて間違い解答を選択。最終的に3問正答に終わったが、中川家・礼二は「芸人である前に鉄道マニアとして答えた」とまでの決意を見せて全問正解し、本気ぶりをうかがわせた。

 また発表会最後には飛び入りゲストとして、芸能プロダクション「ホリプロ」のマネージャーながら鉄道マニアとしてテレビ出演もこなす南田裕介氏が登場。礼二から「(マネージャーの)仕事しなはれや」「君がいるからタモリ倶楽部に出たくても出られない」とツッコミを受けつつも、「解答画面の写真を見て旅行に出かけなくなった」「番組の企画会議でネタにしたい」と返し、コンテンツの充実ぶりをアピールした。


実際に出題されるクイズに挑戦記者発表会には南田裕介氏も飛び入り参加

ゲスト2人が決めポーズ転車台(車両の向きを変えるための大型回転台)上の蒸気機関車に乗り込んでの記念撮影



(森田 秀一)

2009/7/29 17:22