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「Androidのマイナンバーカード」スタート、スマホだけで本人確認が可能に
2026年10月20日 09:36
20日、「Androidのマイナンバーカード」がスタートした。対象のスマートフォンがあれば利用でき、カードを持ち歩く必要がなくなる。Android 12以降を搭載する一部のスマートフォンで利用できる。
「Androidのマイナンバーカード」が開始
「Androidのマイナンバーカード」の登録・利用を開始するには、事前の準備が必要となる。対応端末のスマートフォンと実物のマイナンバーカードに加え、発行時に設定した英数字6~16桁の署名用パスワードと数字4桁の券面事項入力補助用暗証番号の2種類の暗証番号が求められる。また、端末には「マイナアプリ」「Google ウォレット」「おサイフケータイアプリ」をあらかじめ準備しておく必要がある。
セットアップは「マイナアプリ」から開始し、規約同意後に画面の指示に従って手続きを進める。インカメラで顔の動きを撮影して本人確認を行い、暗証番号と署名用パスワードを入力し、実物カードのICチップを読み取る。スマートフォン用の暗証番号やパスワードを新たに設定し、発行完了通知が届いたあとに生体認証など、端末ロックの利用設定を行うことで登録が完了する。
セットアップ完了後は、氏名や住所、顔写真、個人番号などの属性情報がスマートフォンで提示できる。すでに「スマホ用電子証明書サービス」を利用中のユーザーが今回の属性証明機能を追加する場合も、あらためて顔撮影やカード読み取り作業が必要となる。すぐに追加登録を行わなくても、登録済みの電子証明書機能が使えなくなるわけではない。
対応するスマートフォンは、Android 12以降を搭載する機種。独立したハードウェアセキュリティチップ「StrongBox」を搭載している必要があり、StrongBoxを搭載していない機種では、Android 12以降を搭載していても利用できない。従来の電子証明書機能のみに対応する機種ではGoogle ウォレットの券面に「機能限定」と表示される。なお、「機能限定」と表示された端末であっても、マイナポータルへのログインやコンビニ発行といった従来の電子証明書機能は引き続き利用できる。
Androidスマホでも券面表示が可能に
これまで、Androidスマートフォンで利用できたのは「Androidのスマホ用電子証明書サービス」。2023年5月に始まり、マイナンバーカードに搭載される機能のうち「電子証明書」をスマートフォンに搭載できるというものだった。カードをかざすことなく、マイナポータルへのログインやコンビニ交付サービスなどを利用できる。
しかし、あくまでICチップを活用する機能を利用できるにとどまっており、カードの券面を求められるサービスは、Androidスマートフォンでは利用できず、iPhoneが「iPhoneのマイナンバーカード」(2025年6月開始)で先行していた。本日20日から始まった「Androidのマイナンバーカード」は、券面の利用も可能になるもので、iPhoneに追いついたかたちとなる。
住所や氏名、生年月日、顔写真、個人番号を活用する本人確認にAndroidスマートフォンに保存した情報を提示できるようになるため、マイナンバーカードを財布に入れて持ち歩く必要がなくなるなどのメリットがある。
「マイナンバーカード対面確認アプリ」からも、Androidのマイナンバーカードの情報を読み取ることができる。スマートフォンの場合、氏名や住所を伏せて「20歳以上かどうか」といった必要な情報だけを相手に見せることができ、個人の特定につながる情報は保存されない。ただし、確認日時やカードの有効期限の年などごく一部の情報はアプリからも確認でき、マネーロンダリング対策として、PDFに出力できる証跡出力機能を備える。
氏名や住所を相手に見せることなく「20歳以上か否か」だけを提示できるため、居酒屋や大学の学園祭での年齢確認といった場面での活用が想定されている。同アプリは、特定在留カードや特定特別永住者証明書の読み取りにも対応する。デジタル庁では10月中旬にも、MacとiPad用の対面確認アプリを提供する予定。Windows向けにも2026年度中に対面確認アプリをリリースするとしている。














