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YouTubeがテレビ向けの対応強化、AIで動画を高解像度化ほか
2025年11月1日 10:00
Googleは、米国時間で10月29日にYouTubeコンテンツをテレビ視聴に最適化するために、5つの機能を追加した。Googleによると、過去1年間でテレビ画面経由で10万ドル以上の収益を上げたYouTubeチャンネル数は45%以上増加している。
具体的には、サムネイルのファイル容量制限を従来の2MBから50MBに拡大し、4Kディスプレイでも綺麗に表示される解像度の高いサムネイルが表示可能となった。また、一部のクリエイター向けに、より高品質なオリジナル動画をアップロードできる機能もテストを開始した。
テレビ画面向けのサムネイル表示は、AIを活用して動画を自動的に高解像度化する機能も導入する。まずは、1080p未満の解像度でアップロードされた動画を、SDからHDにアップスケールし、将来的には4Kへの対応を目指す。
元のファイルと動画の解像度はそのまま保持されるほか、アップスケール機能はオプトアウトできる。また、視聴者が超解像度を設定で選択できるため、クリエイターがアップロードしたオリジナルの解像度での動画視聴も引き続き選べる。
ほかにも、YouTubeのチャンネルを選択した状態で、没入感のあるプレビューが表示されるようになる。さらに、視聴者がクリエイターのチャンネルページから検索すると、そのチャンネル内の動画が検索結果の上部に優先表示されるようになり、チャンネルからの離脱が起きにくくなる。
ショッピング関連動画では、特にリビングルームからの視聴が伸びている。これを受けて、タグ付けされたショッピング動画で、視聴者がショッピングQRコードをスキャンするだけで、商品ページをスマートフォンで開けるようになる。この機能を強化するために、動画内の特定のタイミングで商品を表示する機能のテストを開始した。



