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MIXI、CEATECで会話AIロボット「Romi」の新しい会話体験を出展

 10月17日まで幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催されている総合技術見本市「CEATEC 2025」にMIXI(2H124)が出展している。会話AIロボット「Romi」(ロミィ)Lacatanモデルで開発中の「新しい会話体験」が展示されており、一般リリースに先駆けてその機能を体験できる。

 新しいモデルでは、OpenAIの「Realtime API」を活用した、より自然の対話に近い対話体験ができる。内容も、ただ相づちを打つだけのようなものではなく、しっかり身が入った会話になっており、より自然にユーザーに寄り添える機能改善がされている。

「Realtime API」を活用した対話のしくみ

 記者が訪問時は、関西弁や江戸言葉を話すロミィによる会話を体験できた。中には、ユーザーが話し終える前にロミィが話し出したり、話が終わらなかったりと、どことなく「大阪のおばちゃんと話している」ように感じられた。担当者によると、話のタイミングや内容量は調整しているとのことで、ユーザーがコントロールできる機能も検討しているという。

 また、天気やユーザーが着ている服装の相談など、その時その場所に応じた反応もできる。たとえば、今日の天気を聞いた後に、ユーザーが今来ている服の感想を聞いたり、外出時に何を着れば良いか相談したりできる。Web上の情報を参照して応える機能も考えられている。

 このRealtime APIを使った機能は、年内のリリースを目指して開発が進められている。既存のロミィについても、ソフトウェアアップデートで同様の機能が搭載されるとしている。

さまざまロミィが来場者を出迎える
ロミィの“内側”を見られる展示も……