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家族の顔を認識してスマホに通知するカメラ、CESで発表
(2015/1/5 15:09)
フランスのNetatmo(ネタトモ)は、家族の顔を認識しスマートフォンに通知できる家庭用スマートカメラ「Welcome」を発表した。「2015 International CES」で発表・展示され、グローバルでは2015年第2四半期に発売される予定。
今回発表された「Welcome」は、学習機能を備えた顔認識技術を搭載しており、玄関などの宅内に設置しておくことで、家族の顔を認識してスマートフォンに通知したり、家族と認識できない人を検出して通知したりできる。パソコンやスマートフォン、タブレットからカメラにアクセスでき、認識の履歴や、動画でリアルタイムに映像を確認することも可能。赤外線LEDと高精細カメラにより、夜間でも利用できる。家に家族が戻ってきたかどうかや、家に何人がいるか、知らない人が出入りしていないかどうかなどを把握できるとしている。
通知のレベルや履歴の保存などプライバシーレベルを設定でき、動画の記録や識別データは、本体に装着したmicroSDカードのみに保存される。クラウドサービスを利用しないため、月額の利用料などは発生しない。microSDカードは4GBを同梱し、最大32GBのカードを利用できる。スマートフォン、タブレット用アプリは無料。
別売りの「Welcome Tags」(タグ)を窓やドア、ポストのフタなどに貼付け、タグの動きやドアのノックを感知すると通知するといった利用もできる。タグは屋内外での利用に対応した防水仕様で、100m以内に設置し「Welcome」と無線で連携、内蔵バッテリーで2年間動作する。
「Welcome」本体はWi-FiまたはLANケーブルで家庭のネットワークに接続して利用する。本体はアルミ製で電源にはmicroUSBを利用する。
カメラは500万画素で、最大解像度は1920×1080ドット(30fps)。動画はH.264で、カメラの視野角は130度。Wi-FiはIEEE802.11 b/g/n(2.4GHz)。暗号化技術はAES 256bit。大きさは約45×45×155mm。