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紛失・盗難対策アプリ悪用でスマホを“のぞき見”、IPAが対策を解説
(2014/5/1 17:10)
情報処理推進機構(IPA)は、スマートフォンの紛失・盗難対策アプリを悪用し、元交際相手のスマートフォンに無断でアプリをインストールして情報を覗き見た容疑で4月に男性が逮捕された事件を受けて、月次の呼びかけを行うコーナーで対策を解説している。
事件の容疑は、元交際相手のスマートフォンに無断で紛失・盗難対策アプリをインストールし、その機能を悪用してプライバシーに関連した情報を不正に取得したというもの。アプリは公式マーケット上で公開されているもので、紛失・盗難対策として遠隔操作による端末位置情報の取得のほか、周囲の音声録音、写真撮影などの機能も搭載されていた。
またIPAでは、アプリだけでなく、GoogleアカウントやApple IDなど、OSに関連したアカウントの設定だけでも紛失・盗難対策機能は利用できるとし、悪用されないように、IDとパスワードの取り扱いに注意するよう呼びかけている。
IPAでは対策として、他人に操作させないこと、画面ロックを設定しパスワードは複雑にしておくこと、ロック解除時にパスワードを覗かれないよう周囲に注意すること、GoogleアカウントやApple IDなどのアカウントを適切に管理することなどを挙げている。画面ロックの方法については、設定までの手順も解説されている。