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e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト2013、受賞作品決定

 1月25日、福岡県飯塚市の九州工業大学 情報工学部のキャンパス内で「e-ZUKAスマートフォンアプリコンテスト2013」の公開プレゼンテーションおよび表彰式が開催された。

 昨年に続き今年で2回目となる同コンテスト。今回は全国各地から74件の応募があり、一次審査を通過した15チームが公開プレゼンテーションに臨んだ。

アマチュアでもプロのような写真が撮れるアプリ「Phorec」

 審査の結果、見事グランプリ(賞金30万円)を獲得したのは、タイから奈良先端科学技術大学院大学に留学しているNuttapoom Amornpashara氏が開発した「アマチュア写真家向け撮影支援アプリ Phorec」。同アプリは、「プロのような写真が撮りたい」と思うアマチュア写真家向けに、いつ、どこで、どんなカメラの設定で撮影すれば、プロのような写真が撮れるか教えてくれるというもの。Flickr上の写真からメタデータを取得・解析することで、実現している。

中央右がグランプリを受賞したNuttapoom Amornpashara氏

 また、シャープ賞、セガネットワークス賞、ブロードバンド推進協議会賞の3部門を受賞した「おそと de すまーと家族」は、デジタルハリウッド福岡校のチーム「RAS+1」が開発したアプリ。シャープ製の冷蔵庫やレンジ、テレビ、エアコン、ロボット掃除機などと連携して使える。レンジで調理できるメニューを調べ、冷蔵庫内の材料とチェックした上で、必要な食材の買い物リストを作成する機能など、複数の家電をまたいで利用できる。

 地元となる九州工業大学 情報工学部では、P&D Presly Teamが開発したWebブラウザ上で3Dプレゼンテーションを作成できるWebアプリ「Presly」がパソナテック賞、ビットアイル賞の2部門を受賞。Flashを一切使わず、HTML5で表現力豊かなプレゼンテーション作成を実現している。

 このほか、九州工業大学 情報工学部では「おもひでならべ」(NHN PlayArt賞)、「スマパト!!」(九州インターメディア研究所賞)、「工大祭アプリ」(マイナビ賞)が各賞を受賞した。

表彰部門作品名
グランプリアマチュア写真家向け撮影支援アプリ Phorec
NHN PlayArt賞おもひでならべ
九州インターメディア研究所賞スマパト!!
シャープ賞おそと de すまーと家族
トヨタ自動車九州賞ころころドライブ
パソナテック賞Presly
マイナビ賞工大祭アプリ
飯塚市長賞ほうこく! ~ 飯塚市協働レポート作成アプリ ~
セガネットワークス賞おそと de すまーと家族
ビットアイル賞Presly
ブロードバンド推進協議会賞(USTREAM視聴者投票)おそと de すまーと家族
受賞者一同

湯野 康隆