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ドコモ回線と合算払いの限度額、仕様を変更

 NTTドコモは、月々の利用料とコンテンツの支払いを合算できる「spモード コンテンツ決済サービス」「ドコモ ケータイ払い」について、利用限度額の仕様を2014年3月1日に変更する。

 現在、「spモード コンテンツ決済サービス」「ドコモ ケータイ払い」は、それぞれユーザーの契約状況に応じた上限(設定可能限度額)が設けられている。契約期間が1~3カ月目の場合は、月間の上限が1万円(設定額は1000円単位)だが、たとえば4~24カ月目は1万円~5万円の間で設定できる。一方、初期設定では、そうした“ユーザーが設定できる範囲の金額”ではなく、どのユーザーも一律1万円が上限となっており、1万円以上のショッピングを行う場合などは事前に設定を変更しておく必要があった。

 来年3月からは初期設定=設定可能限度額ということになる。ドコモ回線を25カ月以上、利用しているユーザーの場合は、初期設定がこれまで1万円だった場合、2014年3月以降の設定は上限5万円、ということになり、5万円以下にしたい場合は手動で設定しなおすことになる。

 ドコモでは、上限をアップさせたいユーザーにとっては、今回の仕様変更で手間が省けるため、利便性が向上するとしている。ドコモにとってもショッピングしようとするユーザーがいざ利用する際に、あらかじめ利用限度額を上げておくことで、機会損失を回避する狙いがある。

 他キャリアでは、au、ソフトバンクモバイルともに、すでにこうした取り組みを導入済。今回、ドコモが他社の仕様に追随した格好だ。

関口 聖