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「楽天西友ネットスーパー」が「楽天マート」に改称

 楽天グループは、子会社の楽天西友ネットスーパーを楽天マートへ商号変更した上、倉庫型ネットスーパー事業を「楽天マート」と改称し、9月25日より運営を開始する。

 これまで同サービスは「楽天西友ネットスーパー」として運営してきたが、「楽天マート」へ改称後も、生鮮食品、乳製品、冷凍・冷蔵食品などの食品を中心に、最短で注文日にネットスーパー専用倉庫から自宅などに配送する。「楽天西友ネットスーパー」のサイトやアプリを引き継ぎ、神奈川県横浜市の港北、千葉県松戸市の松戸、大阪府茨木市にある倉庫を拠点として、首都圏や関西圏の約1200万世帯を対象にサービスを提供する。

 倉庫は、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯で食品鮮度管理を行い、高度に自動化された設備により、対象エリアで1日約7万件の注文を出荷する能力を備えるという。品揃えにおいては、楽天エコシステムの強みを活かし、楽天市場や楽天ふるさと納税などのサービスと連携し、お取り寄せグルメや地域の特産品などの商品開発、品揃え強化にも取り組む。

 楽天西友ネットスーパーは、大手スーパーチェーン「西友」との合弁会社として2018年4月に「楽天西友ネットスーパー」を運営したが、2023年12月に合弁関係を解消し、楽天が倉庫型スーパーを単独展開し、西友は実店舗を起点とする店舗出荷型ネットスーパー事業を単独運営する形態へ移行した。2024年9月25日をもって、楽天の運営する「楽天マート」と、西友の運営する「西友ネットスーパー」にそれぞれ名称を変更して運営する。