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モトローラが「motorola edge 50 pro」発表、AIで進化したカメラや壁紙生成

 モトローラ・モビリティ・ジャパンは、Androidスマートフォン「motorola edge 50 pro」を発表した。7月12日に発売される。モトローラ公式ストアでの価格は7万9800円。

AI活用のカメラ機能に「壁紙生成」も

 同社のハイエンドモデルの最新型。「moto AI」として、AIによる機能を押し出す。自らが着ている服などをカメラで撮影すれば、AIが被写体を分析。それに応じた壁紙を生成する「Style Sync」を備える。

 着ている服の模様とスマートフォンの壁紙をお揃いにするということもできるなど、その日の気分で壁紙を生成して端末をカスタマイズできる。画像では服を例示しているが、実際にはそのほかの被写体にも対応する。

 moto AIはカメラ機能にも適用されており、白飛びや手ブレを改善する機能を搭載。マルチ撮影された画像をもとにAIが補正するため、難しい操作をすることなく手軽に綺麗な写真を撮影できるという。逆光で白飛びしているにも関わらず、被写体の顔は暗く写っているといった難しいシーンでの性能を改善した。このほか、30倍ズームもAIで補完することで、美麗な画質を保つ。

 ほかに撮影モードにもAIを活用。一定の領域だけにピントをあわせて、そのほかをボケさせる「ティルトシフトモード」や長時間露光撮影でもAI処理で綺麗な撮影ができるようになったという。インカメラではオートフォーカスとAI処理により複数人で一緒に写る際にもしっかりと撮影できるという。アドビのソフトウェアで書類スキャンにも対応する。

 バッテリーサイズは4500mAhで無線充電では最大15W、有線での充電出力は最大で125Wまで対応しており、19分で1%から100%まで充電できる。125W対応のAC充電器が付属する。

 仕事とプライベートの切り替えを、独自のアプリケーション「Moto unplugged」で促す。通知などを一定時間停止するもので「つながらない権利」に配慮した機能。このほかにもセキュリティ機能の「Moto Secure」やパソコンなどと画面・ファイルを共有する「Smart Connect」、子供にスマートフォンを使わせる際に機能を制限できる「Family Space」がある。

丸みを帯びたボディで持ちやすい

 本体背面は全カラーバリエーションで「ヴィーガンレザー」を使用。滑らかな手触りを実現しており「調和」を意識したというデザインが施されている。ディスプレイとボディの縁は丸みを帯びたデザイン。手に取ると、スペック上のサイズよりも持ちやすい感覚を実現した。

 6.7インチのpOLEDディスプレイは、Super HD(1220p、144Hz)の解像度でフチの丸いディスプレイとともに映画のような没入感を実現するとする。パントーンとの協業で正確な色表現を実現している。

 チップセットにはクアルコム製の「Snapdragon 7 Gen 3」を搭載。12GBのメモリーと256GBのストレージを備える。アウトカメラには5000万画素のメインカメラ、1300万画素の超広角・マクロカメラ、1000万画素の3倍望遠カメラを搭載する。メインカメラはレーザーオートフォーカスに対応しており、暗闇でも正確に被写体との距離を測定してフォーカスできる。

主な仕様

 搭載するOSはAndroid 14。メモリーは12GB、ストレージ容量は256GB。チップセットは、クアルコム製の「Snapdragon 7 Gen 3」。ディスプレイサイズは約6.7インチ。

 アウトカメラには5000万画素のメインカメラ(F1.4)、1300万画素の超広角・マクロカメラ(F2.2)、1000万画素の3倍望遠カメラ(F2.0)を搭載する。広角カメラはレーザーオートフォーカスに対応している。インカメラは約5000万画素のシングルカメラ。

 4Gバンドは1/2/3/4/5/7/8/11/12/17/18/19/26/28/38/39/40/41/42/66、5Gバンドはn1/n3/n5/n8/n28/n41/n66/n77/n78に対応する。Bluetoothバージョンは5.4をサポートしており、Wi-Fi 6Eを利用できる。

 カラーバリエーションはブラックビューティとリュクスラベンダーの2色展開。バッテリーサイズは4500mAh。最大で125W(有線)/15W(無線)の充電出力に対応する。本体の大きさは約161.23×72.4×8.19mmで重さは約186g。IP68の防水防塵機能を備えている。おサイフケータイ、指紋認証・顔認証に対応する。