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LINEMOの「#電話が苦手です」プロジェクト、渋谷パルコに巨大スマホオブジェ

 ソフトバンクは、オンライン専用料金プラン「LINEMO」による「#電話が苦手です」プロジェクトのイベントを開催した。

渋谷パルコ前に設置してある巨大スマホオブジェ

プロジェクト発足の背景

 「#電話が苦手です」プロジェクトは、これから新生活を迎えるにあたり、電話が苦手な若者を応援する取り組み。ソフトバンクが実施した調査によると、10代・20代のうち約4割が電話が苦手であると回答した。この結果を受け、渋谷パルコ前に15分おきに着信の鳴る、巨大なスマホオリジナルオブジェを設置し、電話が来るとそわそわしてしまう気持ちを表した。このプロジェクトにより、電話だけでなく、テキストなどのさまざまなコミュニケーション方法にも目を向けてもらう。

 ソフトバンクLINE事業推進統括部の今井亮太事業推進部長は、「#電話が苦手です」プロジェクトについて、「LINEMOの使用ターゲットである20代から30代に向けて、認知度を上げたいのが一番の目的になります」と今回のイベントの狙いを語る。

 また、「3月の新生活のタイミングに合わせて、企業目線のプロモーションをするのではなく、若者に共感していただけるメッセージを発信したいと考えて、今回のプロジェクトを企画しました」とした。

ソフトバンクの今井氏

「#電話が苦手です」プロジェクト 3つの取り組み

 「#電話が苦手です」プロジェクトとしては、主に3つの取り組みがある。一つは今回の巨大スマホオブジェの設置、二つ目は東急東横線、田園都市線の電車内での広告ジャック、三つ目はスクランブル交差点のモニターでオリジナルCMの放映を行う。

電車内の広告(ソフトバンク提供)

 電車内の広告ジャックは3月16日~4月1日まで実施。「電話が苦手な人が共感できるような、あるあるなコピーを軸ににしています」と今井さんは話す。LINEMOのオリジナルCMは18日から放映していて、巨大スマホオブジェは24日まで設置しているという。「20代から30代のLINEMOの認知を上げたいので、渋谷を中心に取り組みを実施しています。現時点では、電車内の広告で共感するという声がXで見られます」と述べた。

電話の着信におびえる若者を再現

 巨大スマホオブジェの前でビラ配りをするスタッフが、部長からの着信に困惑する様子を熱演した。

ビラ配りをするスタッフ

 「電話苦手ですよね」「電話よりLINE派です」などと声をかけながらLINEMOのビラを配っている最中に、オブジェのスマホから着信の音が鳴りおびえるスタッフたち。頭を抱えて電話に出ようにも出られない若者を演じた。電話が鳴りやむと、安心した様子を見せた。

着信におびえるスタッフ
電話が鳴りやみ安心した様子

 また、この巨大スマホオブジェは2m70㎝の高さでインパクトのあるものとなっている。オブジェの制作に携わった電通のCreative KANSAI部、クリエーティブ・ディレクターの花田さんによると、電話がいきなり来る様子を隕石に見立て、瓦礫に突き刺さっているように表現したという。

 LINEMOでは、LINEのデータ容量が無制限になるLINEギガフリーのサービスがある。今井さんは、「LINEはテキストコミュニケーションが中心なので、LINEをやるならLINEMOという認知を少しでも広げられたらと思い、展開しています」と話した。