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京セラがTORQUEユーザー向け第2回スペシャルイベントを開催

 2024年3月16日、京セラはKDDIと共同でTORQUEシリーズユーザー向けイベントをGINZA456で開催。参加者は京セラが運営するTORQUEファンのためのコミュニティサイト「TORUQE STYLE」より募り、午前、午後の2回に分けて計20人強の当選者が集まった。

 TORQUE STYLEにより参加者を募集する形でのTORQUEユーザー向けイベントは、TORQUE G06が発売された際に開催されたものに次いで、今回が第2回となる。

 TORQUE STYLEの開設後、ユーザーサポートが手厚くできるようになったのに加え、ユーザー同士の交流の場として役立っているとのこと。今回のイベントでは、2023年10月に発売された「TORQUE G06」の新機能体験や、京セラ、KDDI社員とTORQUEユーザーの意見交換、参加者へのプレゼント抽選会が行われた。

会場では歴代TORQUEシリーズやグッズ、専用アクセサリも展示される

TORQUE G06の新機能「虫眼鏡フォト」や「アクションオーバーレイ」を体験

 イベント内の目玉コンテンツが、TORQUE G06より追加された新機能の「虫眼鏡フォト」、「アクションオーバーレイ」を実際に体験するというもの。

 少し新機能の説明をすると、虫眼鏡フォトは、通常通り撮影した写真に、マクロカメラで撮影した写真を重ねて表示し保存できるというもの。2度シャッターボタンを押す必要があるが、〝ここにズームしている〟という構図の写真が簡単に撮影できる。別途編集作業が不要なのが魅力だろう。

 アクションオーバーレイは、ワークアウト時にマップやその日の天気、移動速度などをまとめて画面に表示し、写真や動画として撮影できる機能で、イベントではバイクに乗りながら本機能を体験できるデモンストレーションが行われていた。

 参加者の中には、すでにTORQUE G06を使用しているユーザーもいたが、新機能に関しては使いこなせていない、使ったことがないという人も多く、京セラやKDDIのスタッフに使い方を聞きながら体験していた。参加者からも、今後ビジネスシーン、プライベートの両方で活用していきたいと声が上がっている。

京セラ、KDDIスタッフとTORQUE愛好家ならではの意見交換も

 イベントには、現場仕事をしているため、スマートフォンに耐久性が欲しい、趣味のツーリング時に落としても壊れにくいスマートフォンとしてTORQUEシリーズを愛用しているといった、ある意味TORQUEシリーズのターゲット層ど真ん中のユーザーが集まった。

 中には、フィーチャーフォンのG'zOneとTORQUE G06を併用している、〝タフネスケータイ愛好家〟もいたほどだ。

 京セラ、KDDIスタッフと参加者間での意見交換会では、普段からTORQUEシリーズを愛用しているユーザーならではの意見が多く見られた。

 具体的には、スマートフォン本体が落下してしまった際、着脱可能な電池蓋の上部が外れてしまいがちな点や、TORQUE G06から背面を止める器具がネジ式になったのを、以前の取り外ししやすいものに戻してほしい、カラーバリエーションを拡充してほしいなど。

 また、TORQUE G06ユーザーからは、本体が小型化されたのは使いやすい、このまま継続してほしいといった前向きな要望も見られた。京セラの長谷川隆氏、KDDIの近藤隆行氏も、なぜネジ式になったのかといった経緯を丁寧に説明していた印象。

KDDIパーソナル企画統括本部 プロダクト企画部 企画1グループリーダー 近藤隆行氏(左)と京セラ 通信機器事業本部 通信事業戦略部 パートナービジネスユニット 事業開発課責任者 長谷川隆氏(右)

 今回ユーザーから寄せられた意見は、イベント終了時点から京セラ、KDDIの双方で話し合いを進めて、次回以降に製品開発の参考にするとのことだ。

TORQUE G06用の新デザイン背面パーツも発表

 イベントでのサプライズ発表として、TORQUE G06に装着できる背面パーツの新デザインも発表された。

 新デザインは、TORQUE G06の本体カラーであるレッド、ブラックのどちらに装着しても違和感のないものになっている。予約開始は3月22日、発売は3月28日で、価格は5500円を予定している。

今後もリアルイベントでファンの定着、拡大を目指す

 今回のイベントは、TORQUE STYLE登録者が参加した、いわば〝内輪〟のイベント。

 近藤氏は、「まだTORQUEを知らない方が多いことは認知しているが、TORQUEはいろいろなところに得意分野があるので、TORQUEを知っていただける場所をもっと作っていきたい。もちろん、今回のように、実際のユーザーから改善点を聞くことも大切なので、両方進めていきたい」としている。