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ソニー、2眼カメラになった「Xperia 5 V」発表、初心者クリエイター向け機能など
2023年9月1日 16:22
ソニーは、Androidスマートフォン「Xperia 5 V」(エクスペリア ファイブ マークファイブ)をグローバルで発表した。日本を含む国と地域で展開される。
Xperia 5 Vは、ソニーの新型Androidスマートフォン。従来モデルと比較してより若者に向けてアピールすることで、他社製品を使用するユーザーにも魅力を伝える。チップセットはクアルコム製の「Snapdragon 8 Gen 2」で、8GBのメモリーと128GB/256GBのストレージを備える。
独自の放熱設計で熱拡散シートを「Xperia 5 IV」比で40%増加。クアルコムとの連携を強化するなど冷却性能強化に力を入れた。
スピーカーの音質が進化
本体内蔵のスピーカーは、アンプを一新。「Xperia 1 V」と同じものを使い音質を高めた。これまでは駆動電圧以上の強い音が聞こえづらくなっていたが、今回のモデルでは正しく出力できるようになり、アンプ内のノイズが軽減されたことから、ノイズに埋もれていた細かな音がはっきり聞こえるようになった。
このほか、Bluetoothでも高音質で聴ける「LDAC」に対応しているほか、引き続き3.5mmオーディオジャックも搭載しており、有線イヤホンを利用したいユーザーも高音質で音楽を視聴できる。
6.1インチのディスプレイは「X1 for mobile リアルタイムHDRドライブ」に対応。HDRコンテンツであれば白飛びしやすいシーンや明るい環境でも映像を楽しめるように調整してくれる。
2眼カメラ、新型センサーを導入
アウトカメラは2眼型で、4800万画素と1200万画素のレンズを備える。前モデルの「Xperia 5 IV」の3眼カメラから数は減ったかたちになるが、ソフトウェアの工夫で変わらない使い勝手を実現した。
広角レンズには新世代センサー「Exmor T for mobile」を採用。イメージセンサーサイズは従来モデルの「Xperia 5 IV」比でおよそ1.7倍に大型化しており、フォおダイオードとトランジスターが分離した二層構造を採用している。
広角レンズの焦点距離は24mmと48mmの2つに切り替えられ、48mmでの撮影時にはセンサーの中央部を1200万画素で撮影することで光学ズームで2倍相当のズームに対応する。超広角レンズの16mmとあわせて、レンズは2つながらも3つの画角に対応しており、3つのレンズを備える前モデルと同様の使い勝手を実現した。
およそ10%向上したピクセルピッチによりズーム時の画質が向上しており、ボケについても一眼レフのようななめらかさに進化。暗所での撮影も鮮明になっており、AIによる深度推定で被写体と背景の境界線の判定精度を向上させたほか、被写体からの前後距離に応じた自然なボケ具合に仕上げた。
初心者クリエイター向け機能も
新たなプリインストールアプリとして「Video Creator」を搭載。手軽な操作でVlogを作成できるもので、映像制作の初心者に向けてアピールする。
音の強弱にあわせて映像を自動で編集し、フィルターで画の色味を変えることもできる。音楽は内蔵の音源のほか、自動編集を使わない場合は本体ストレージなどからインポートした楽曲も利用できる。
主なスペック
搭載するチップセットは、クアルコムの「Snapdragon 8 Gen 2」。8GBのメモリーと128GBもしくは256GBのストレージを備え、1TBまでのmicroSDカードに対応する。
ディスプレイサイズは6.1インチ(21:9)でリアルタイムHDRドライブに対応する。3.5mmのオーディオジャックを備えており、フルステージステレオスピーカーを搭載する。
アウトカメラは2眼構成。1200万画素の超広角レンズ(Exmor RS for mobile)と4800万画素の広角レンズ(Exmor T for mobile)。フロントカメラは1200万画素。
バッテリー容量は5000mAh。対応出力は最大30W。バッテリーの劣化をおさえるいたわり充電やワイヤレス充電(Qi)に対応する。カラーバリエーションはブラック、プラチナムシルバー、ブルーの3色展開。本体の大きさは154×68×8.6mmで重さは182g。IP65/IP68の防水防塵機能を備える。
【お詫びと訂正】
記事初出時、ストレージ容量を256GB/512GBとしていましたが、正しくは128GB/256GBです。お詫びして訂正いたします。