兼松コミュニケーションズ、訪日外国人向けに5G対応プリペイドSIM

　兼松コミュニケーションズは、データ通信用プリペイドSIMカード「COMST」において5G対応SIMカードの提供を開始した。価格はオープン価格となり2GBで2750円～。ヨドバシカメラやヤマダデンキ、COMST直販サイトなどで取り扱われる。プリペイドSIMとしては初の5G対応という。

　COMSTは、データ通信専用のプリペイドSIMカード。主に観光客や留学生、ビジネスパーソンなど、訪日外国人を想定したサービス。日本到着日に合わせて開通できるなど、訪日外国人が使いやすい仕組みを整えている。SMSは利用できない。SIMカードのサイズを変換するアダプターが付属する。

　英語や中国語、スペイン語など、9カ国語に対応する開通専用画面は、2023年1月10日以降にフランス語やドイツ語、イタリア語など11カ国語が追加され、20の言語に対応する予定という。

　ドコモ回線を利用しており、利用者の多い昼間帯を基準とした通信帯域を確保することで、つながりにくさを軽減した。4種類の「初期プラン」と利用状況に応じて購入できる、6種類の「継続プラン」が用意されている。初期プランは、データ容量を使い切る、または期間満了後に再購入しての継続利用もできる。

　初期プランは2GBで2750円、5GBで3520円、10GBで3960円、300MB/日で3740円。1日300MBまでのプランは、300MBを超過すると通信速度が128kbpsに制限され、当日0時を過ぎると自動的に速度制限が解除される。いずれも利用期間は30日間。

　継続プランは1GBで1100円、3GBで1980円、5GBで2420円、7GBで2750円、10GBで3300円、300MB/日で3080円。利用期間は1GBプランのみ15日間で、そのほかは30日間。