クアルコム・テクノロジーズとヒューレット・パッカード エンタープライズが提携

　米クアルコム・テクノロジーズは、ヒューレット・パッカード エンタープライズ（以下、HPE）と提携し、次世代の5G vRAN DUソリューションを提供することで合意した。

　両社の提携は、仮想化されたオープンRANプラットフォームを利用して、大容量および低遅延といった将来のネットワークワークロードをサポートすることで、ユーザー体験を向上することを目的としている。

　具体的な取り組みとして、クアルコム・テクノロジーズのインラインアクセラレータカード「Qualcomm X100 5G RAN」を搭載する次世代5G分散ユニット（vDU）を提供する。

「Qualcomm X100 5G RAN」

　両社は、通信事業者に対してコストパフォーマンス、電力効率、パフォーマンスの高いソリューションを提供するほか、導入の簡素化により総所有コストを削減できるとアピールしている。

　同ソリューションによるシステムは、「Qualcomm X100 5G RAN」とHPEの「HPE ProLiant DL110 Gen10 Plus Telco Server」を組み合わせたもの。両社の研究によると、5G導入における通信事業者の総保有コストを最大で60%削減するという。