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ソフトバンクからKDDIに一時SMS送信できず、約86万通に影響も現在は復旧済み

 ソフトバンクとKDDIは、9月下旬、ソフトバンク回線からKDDI回線へ一部のSMSを送信できなかった事象があったことを明らかにした。

 一部のSMSが送信できなかったのは、9月23日1時47分~9月29日17時24分の間。ソフトバンク、ワイモバイル、LINEMOのユーザーからau、UQ、povoのユーザー(MVNO含む)に向けて送信された一部のSMSが対象で影響数は約86万通、およそ49万回線に上る。

 原因は、KDDIの一部設備のソフトウェア更新時に、異なる通信事業者間でSMSを送受信する際に必要な設定更新の日時情報について、KDDIからソフトバンクへの説明が不十分だったため、ソフトバンク側で設備に更新情報を反映できなかったためという。

 KDDI広報担当者は、原因の事実を認めた上で「お客さまに多大なご迷惑をおかけしたこととをお詫びするとともに、再発防止に務める」とコメントした。

 KDDIの対象となる設備を迂回することで復旧した。ソフトバンクでは、今後同様の事象が発生しないよう、KDDIと再発防止に向けた協議を行っているとしている。