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ソフトバンクとカナモト、建設機械の遠隔操縦の実現に向けた実証実験を実施
2021年5月14日 12:05
ソフトバンクとカナモトは、通信ネットワークの優先制御機能と閉域網サービス「SmartVPN」を活用し、建設機械の遠隔操作の実証実験を実施した。
建設業界における、省人化による生産性向上とリモート作業環境の構築を図る。
実験では、優先制御機能を付与した通信ネットワークと「SmartVPN」で構築した閉域網を活用し、カナモトが開発した遠隔制御装置「KanaRobo(カナロボ)」と4台のカメラを搭載した建設機械(バックホー)を操作室から遠隔操縦した。
結果、無線区間を優先制御機能で安定させ伝送区間を閉域網にすることで映像の遅延を短縮できたほか、閉域網内でバックホーと操作室を直接通信することで操作信号の揺らぎを軽減させ、操縦者が遠隔でも違和感なく建設機械を操縦することができた。
今後は、天候やネットワークの負荷状態を考慮した試験を行い、2022年以降の商用サービス提供を目指す。
なお、今回の実証実験の詳細は「CSPI-EXPO」で展示されている。