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オンライン飲み会に「乾杯」と「お酌」の感触を――KDDI研がグラス型コミュニケーションシステム開発
2021年3月16日 06:00
KDDI総合研究所は、ハプティクス(触覚技術)分野の研究開発の一環として、身体的コミュニケーションが可能なグラス型コミュニケーションシステム「Sync Glass」を開発した。
本システムはリモートでの飲み会において、「乾杯」や「お酌」などの動作をグラス型デバイスから感じ取ることができる。グラス型のデバイスには、情報処理や通信を行うIoTモジュール、グラスの動きを感知するセンサ、振動をリアルに再現する触感提示デバイスなどが搭載されている。
「乾杯」の動作では、乾杯の動作検出をするとインターネット経由で他の利用者を検索し、触感情報を相手のグラスに伝えられる。すると触感に合わせてLEDが光り、振動が伝わる。
さらに「お酌」の動作では、一人がお酌をするとお酌をされた人のデバイスでは、お酌された量の分だけLEDが光る。そしてデバイスを傾けたりすると中で飲み物が動く触感を感じられる。