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日本科学未来館の展示空間をデジタル化する実験が開始　イベントも

  • 百々 勇汰

2021年3月10日 17:15

　日本科学未来館、KDDI、KDDI総合研究所は、2021年3月10日より、5Gや屋内VPSを活用し、現実空間にARコンテンツなどを重ねて展示することが可能になる「デジタル化された展示空間を構築する技術」の実証実験を実施する。

　また、本実証実験のために開発したデジタル展示「HYPER LANDSCAPE （ハイパー ランドスケープ）」を体験できるイベントが開催される。

イベント詳細

　イベントの開催期間は、2021年3月11日～3月14日の15時～17時まで。会場は日本科学未来館 3F 常設展内で行われる。参加方法は、当日に先着順で受付となる。

　本イベントでは、スマートグラスを通じて、実物の展示の周りにARコンテンツが浮かび上がり、物理的な制約を超えた展示を鑑賞できる。また、案内人として、バーチャルヒューマン「coh （コウ）」が登場する。

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　VPS（ビジュアルポジショニングサービス）によって、今いる場所や向いている方向を自動的に特定し、適切なコンテンツをスマートグラス上に表示することで、より直感的な鑑賞体験を味わえる。

バーチャルヒューマン「coh （コウ）」

　未来館内に設置されたKDDIの5G基地局を介し、大容量のデータのリアルタイムレンダリングを可能とするMECサーバーとスマートフォンおよびスマートグラスをつなぐことで、より精細なデジタルコンテンツの表示を実現。

　バーチャルヒューマン「coh」は、表情や動き、しぐさなどの非言語表現で情報伝達を可能にし、体験者がより展示空間を楽しめるようサポートする。

　加えて、当日来場できない人向けに、スマートフォン向けアプリ「au XR Door」内で会場をバーチャル体験できるコンテンツが提供される。「au XR Door」は、スマートフォンの画面上に現れるARのドアに向かって歩いていくと、VR空間が楽しめるコンテンツ。こちらは2021年3月19日からの公開予定となる。