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LINEのトラベル事業取扱高が8割減、デリバリーやテイクアウトは好調
2020年7月29日 20:04
LINEは、2020年12月期第2四半期決算を発表した。戦略事業に位置付けられるサービスでは、新型コロナウイルス感染症の影響が明らかにされている。
LINE全体での業績としては、売上収益が前年同期比5.3%増の584億円だったが、営業損失が96億円だった。月間アクティブユーザーは、主要4カ国で1億6600万人、国内は8400万人(前年同期比300万人増)だった。
トラベル事業の取扱高が8割減、グルメ領域は6割増
戦略事業のうち、トラベル事業(LINEトラベル、おでかけNOW)の取扱高は、前年同期比で81.2%減となった。予約実績をもとに算定されたもので、具体的な数字は伏せられつつも、グラフ上で過去1年間の中でも極端な減少に陥ったことが示されている。
その一方で、グルメ領域の取扱高は前年同期比で66.8%増と好調だった。この背景として、新型コロナウイルス感染症の影響がある、と同社では説明している。
このほか、LINE公式グッズなどの店舗を展開するLINE FRIENDS事業も、店舗運営自粛によで、売上高が前年同期比46.7%減、25億円と大きな影響を受けている。