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【今日は何の日?】12年前、ノキアのE71などを発表――日本市場での販売は叶わず……

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

 12年前の2008年6月17日、ノキアはシンガポールでプライベートイベント「Nokia Connection 2008」を開催。その中でエンタープライズ向けEシリーズの新機種「E71」などを発表しました。

ノキア「E71」、グレースティール(左)とホワイトスティール(右)

 E71はフルキーボード搭載のスマートフォン。基本的なデザインは、日本でもE61やX01NKとして販売されているモデルに似ているが、サイズが一回り小さく、重さは144gから126gに、厚さは14mmから10mmになりました。

 ディスプレイは2.36インチの横長QVGA(320×240ドット)、カメラは320万画素のオートフォーカス付きのものを備えます。また、GPSを搭載し、「Nokia Maps」(日本語版の「地図」)や「NAVITIME」、「Google Maps」などのアプリが利用できます。色はグレースティール、ホワイトスティールの2色。

E71
ディスプレイ、2.36インチの横長QVGA(320×240ドット)
キーボード部
右側面
左側面
裏面

 当時日本での発売は未定でしたが、E71は後にNTTドコモとソフトバンクでの発売をすると一旦は発表。その後、ノキア自体が日本のコンシューマー分野から撤退することになり、日本での発売は中止になりました。

 今回は、8年前の最先端スマートフォンをご紹介しました。日本では発売されなかった機種でしたが、当時の最新技術が搭載された、より普段遣いしやすくなった機種のような印象を受けた機種でした。