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【今日は何の日?】ドコモが「P901iS」「D901iS」を発売

2020年4月10日、本誌「ケータイ Watch」は、創刊20周年を迎えることができました。20周年となる2020年度、本誌では、日々「これまでの20年」を振り返ってまいります。

ドコモが「P901iS」「D901iS」を発売(2005年)

 15年前(2005年)の今日、NTTドコモはFOMA 901iSシリーズの新機種として、パナソニック製の「P901iS」と三菱製の「D901iS」を発売しました。

 901iSシリーズは2005年夏モデルとして発表されたFOMA端末。全機種がおサイフケータイに対応し、「PDFビューア」や音声通話中にテレビ電話への切り替えが可能な「テレビ電話切替機能」などが特徴でした。また、800MHz帯のW-CDMA方式による「FOMAプラスエリア」への対応により、山間部での利用可能エリアも拡大しました。

901iSシリーズ

 P901iSは、背面パネルを取り替えられる「カスタムジャケット」と、本体背面に備える7×7の49ドットLEDによる「ドットエリア」で、“色”と“光”の要素による着せ替えを楽しめるFOMA端末。P900iで登場したカスタムジャケットは、2007年発売のP904iまで後継端末が発売され、一時期はパナソニックのお家芸となっていました。

 また、著作権保護に対応した「SD-Audio」に対応するなど、本格的なオーディオプレーヤーを搭載したのも特徴。FeliCaのセキュリティ機能として顔認証技術が搭載されたことも話題となりました。

P901iS
カスタムジャケット
D901iS

 D901iSは、ワンプッシュオープンボタンを搭載するスライド型のFOMA端末。バックライト消灯時でも電池残量やメール受信通知などを確認できるディスプレイが搭載されていました。また、カメラ部分にはレンズカバーを備え、カバーを開くとカメラが起動し素早く撮影できる機能も用意されていました。

 ちなみに、おサイフケータイが開始された2004年7月時点で最初に利用できたサービスは、ビットワレットによるEdy、ANAのSKIPサービス、ビックカメラのポイント機能のみ。

 JR東日本も当初よりサービス提供の名乗りを挙げていましたが、「P901iS」「D901iS」の発売時点では、まだモバイルSuicaは登場していませんでした。

 ガラケー時代の携帯電話は各メーカーの特徴を存分に感じられるだけでなく、次々と独自の機能が登場し、見ていて飽きない面白い時代だったと改めて思い出されます。