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ゲーミングスマホの次に必要な物は? TAKUMI JAPANが「神SIM」とゲーマー向けアクセサリーを発表
2020年1月21日 16:16
2019年6月、TAKUMI JAPANは中国Black Shark社のゲーミングスマートフォン「Black Shark 2」の販売を開始した。TAKUMI JAPANの増田薫社長は、ゲーミングスマートフォンの取扱をきっかけに、自身も「PUBG MOBILE」などのゲームをよくプレイするようになったという。ゲーマー目線でニーズを汲んだ次の一手として、「神SIM」とBlack Shark 2用の新アクセサリーが発表された。
“MNO品質”をアピールする「神SIM」
「神SIM」は、ソフトバンク回線を利用する大容量のデータ通信サービス。月額4980円(税別、以下同)の「UNLIMITEDプラン」、月額3980円の「100GBプラン」が用意される。また、公式Twitterアカウントをフォローすることで最大1500円の割引を受けられる。接続型のMVNOサービスではなく、MNOの直契約と同等のSIMカードが発行される、いわゆる再販型となっている。
神SIMの提供に至った理由として、ゲーミングスマートフォンを使って外でも快適に遊べる回線が必要だと考えたと増田氏は語る。同氏はBlack Shark 2をきっかけにPUBG MOBILEをプレイするようになり、TAKUMI JAPAN主催の「増田杯」も開催。外出先でゲームをプレイする機会が増え、MVNO回線では不足を感じるゲーマーのための安価で高速な通信サービスの必要性を実感したという。
神SIMにはBlack Shark 2や翻訳機「KAZUNA eTalk5」とのセットプランも用意される。端末代金は分割払い、割引が適用され端末とSIMを別途入手するよりも安価に抑えられる。増田氏は通信業界の流れには逆行するプランだとしながらも、「増田杯」などを通じた交流のなかで、ゲーミングスマートフォンを求める若年層に少ない負担で使ってもらえる料金体系を用意したかったと説明した。
KAZUNA eTalk5とのセットプランについては、翻訳機自体の通信はもちろん、テザリング機能を使ってルーター代わりにできると提案。また、国内では神SIM、海外ではクラウドSIMを利用するモバイルWi-Fiルーターも開発中で、2020年春~夏に発売予定と予告した。
ゲーマー向けアクセサリーの充実に意欲
また、Black Shark製のアクセサリー「2 in 1ゲーミングアダプタ」の販売も開始した。価格は3980円。同製品をUSB Type-C端子に接続すると、充電ケーブルを横持ちのゲームプレイ時にも邪魔にならない場所に取り回すことができ、同時に有線イヤホンも利用できる。
Black Shark 2を含むUSB Type-C端子採用の各種Androidスマートフォンで利用でき、Black Shark社ではGalaxyシリーズやPixelシリーズでも動作が確認されている。
TAKUMI JAPANではこれまでにも、Black Shark 2本体のほか、コントローラーやHDMI出力用ケーブルなどの専用アクセサリーを取り扱っていた。新たにアダプタをラインアップに加えた理由としては、プロゲーマーとの関わりや海外のeスポーツ大会の機材などを見る中で有用なアイテムだと分かり、折よくBlack Sharkの新製品として登場したため販売を決めたという。
また、増田氏は今後の製品展開にも言及。確定ではないとしつつ、2020年内にゲーマー向けアクセサリーブランドを立ち上げたいと意欲を見せた。