ドコモ、鹿児島県の肝付町で乗り合いバスのオンデマンド配車をスタート

　NTTドコモ九州支社と鹿児島県肝属郡肝付町は、肝付町の高山エリア、内之浦地域において「AI運行バス」システムを利用する新たな乗合交通手段「肝付町おでかけタクシー」の運行を開始する。運行期間は9月30日から、利用可能時間は9:30～16:00。

　AI運行バスは、一般的な路線バスとは異なり、乗客が利用したいタイミングでスマートフォンアプリ、もしくは電話による予約で車両を呼び出せるシステム。バスのように乗り合いのため、通常のタクシーに比べて料金などで乗客の負担も少ない。事前に登録された自宅を含む、指定の乗降場所で利用でき、ドア・トゥ・ドアの移動が可能になる。

　自治体でのAI運行バスの本格運行は、全国初の取り組み。少子高齢化や免許返納などの社会課題を背景に、肝付町民の交通手段の確保や、移動利便性の向上に伴う町の活性化が期待されている。