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しっかり眠れているか、どんな運動をすべきか教えてくれるフィットネスウォッチ「IGNITE」

 フィットネスウォッチなどの分野で知られる、ポラール・エレクトロ・ジャパンは「IGNITE」を7月下旬に発売する。予定価格は2万7800円(税抜)。

 昨年発売された、「VANTAGE」の後継で、「Sleep Plus」を強化し、正確な測定、計測データのユーザーへのフィードバック、毎日使ってもらえるデザインを重視したという。

 従来の製品では、計測したステータスをどう活かすのかが明確ではなかったが、今回の「IGNITE」では、計測したステータスのユーザーへのフィードバックを重要視したという。

左=杏林大学 医学部 古賀良彦 名誉教授 右=ポラール・エレクトロ・ジャパン 園部英夫 代表取締役

Sleep Plus Stages(スリープ・プラス・ステージズ)

 従来モデルにもSleep Plusという機能が搭載されている。これは、ユーザーの体の動きや、睡眠時間などを計測して、どれだけ眠れたのか、どれだけよく眠れたのかを通知する機能だ。「IGNITE」に搭載されるSleep Plus Stagesは、体の動きに加えてレム睡眠に入っているかどうかや、眠りの深さ、睡眠中の呼吸数などが加えられた。

 従来では、たとえばトイレに起きたなど、睡眠の中断を正確に記録していないこともあったが、Sleep Plus Stagesではより正確な睡眠状態を計測し、「sleep charge」という形で眠りの質がスコア化される。睡眠データを蓄積することで、眠りの質を高めることが可能という。

計測したステータスのフィードバック

 睡眠に関する機能のみならず、ユーザーへのフィードバックも大きく進化した。従来のモデルでは、ウォッチに内蔵された各種センサーで心拍数などのデータを計測することはできても、「それをどう活かすのか」がユーザーに明確に示されておらず、課題のひとつだった。今回の「IGNITE」では、計測したデータをユーザーへフィードバックするための3つの機能を搭載した。

Nightly Recharge

 NIghtly Rechargeは、睡眠と自律神経を分析し、身体やメンタルがどれだけ回復しているかの状態を表す。自律神経は、自分で意識することができない。「IGNITE」は、呼吸数、心拍数、心拍変動などを計測し自律神経の状態(交感神経系が有利なのか、副交感神経系が有利なのか)を計測してくれる。

 Sleep Plus Stagesで計測した睡眠と、自律神経のスコアからNightly Rechargeを算出し、6段階で自分の身体とメンタルの回復ぶりを算出してくれる。

FITSPARK(フィットスパーク)

 FITSPARKは、自分がどんなトレーニングをすべきかを提示してくれる機能だ。提案には、フィットネスレベル、トレーニング・ヒストリー、トレーニングのターゲットに加えて、前述のNightly Rechargeのステータスも考慮される。提示されるトレーニングは、ベストなものの他に、代替案として2~3個のトレーニングも表示される。

 たとえば、平日に30分間のトレーニングを日常的に行っているとしたら、土日は1時間のトレーニングを提示したり、NIghtly Rechargeのスコアが低い場合は、軽めのトレーニングを提示したりと、融通が利く仕様だ。

SERENE(セレーン)

 SRENEは、呼吸エクササイズのガイド。呼吸エクササイズは身体的・精神的ともにリラックスするためのもの。呼吸エクササイズによる深呼吸にはストレスを軽減する効果があるという。

 心拍数と吐息を分析し、ユーザーの呼吸をトラッキングする。ガイド時には、「IGNITE」の画面にアニメーションが表示され、呼吸のタイミングを教えてくれる。実際に呼吸がなされているかをエメラルド、アメジスト、ダイヤモンドの3段階で評価される。エクササイズ時間は2~20分の間で、呼吸タイミングは吸う3~5秒、吐く3~7秒で設定可能。

軽量ボディに、バックライト液晶を搭載

 本体のサイズは、直径43.3mm、厚さ8.45mm、重さは35g。1ボタンで、従来は反射型液晶だったが、バックライト液晶が採用された。バイブレーションでの通知機能を搭載し、30m防水機能をサポートする。

 バッテリー持続時間は、通常使用時に最大5日間。トレーニング時で最大18時間となる。従来モデルと同じように、GPSを内蔵し、Polar Precision Prime光学センサー(心拍センサー)を備えている。

 ホワイト、ブラック、イエローの3色でサイズはS/M/Lの3種類。イエローのみSサイズは用意されない。

睡眠は次の日の活力を生む

 ゲストスピーカーとして登壇した杏林大学 医学部の古賀良彦名誉教授によると、「睡眠は心身の健康を保つための大切な役割があり、実は体の機能がアクティブに動いて心身を修復している」という。

睡眠には疲労回復だけでなく、記憶の整理など重要な役割が多くある
レム睡眠は睡眠全体の20%ほど、ノンレム睡眠は80%ほどだという
しっかりと自分を休めることが、活力へつながる

 また、古賀氏は休養、娯楽、休息をしっかり取り、自分を癒すことが、次の日の活力を生み出し、自らのパフォーマンスを向上させることにもなると語った。

ヘルスケアではなく、フィットネス製品として

 日本のヘルスケア市場でどのような立場を築いていくのかという問いに対して、ポラール・エレクトロ・ジャパン代表取締役の園部英夫氏は、「ポラールはあくまで、フィットスネス製品のメーカー。ヘルスケア製品という立場はとっておらず、そういう意味ではアクティブウォッチとも競合はしないと思う。同社の製品を通じて、楽しいライフスタイルを作ってもらえれば」と製品への想いを語った。