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シャープ、フォルダブルディスプレイを開発

 シャープは、折りたためる有機ELディスプレイ、いわゆるフォルダブルディスプレイを開発した。10日、報道陣向けに公開した。スマートフォンへの搭載については、「さまざまな選択肢のひとつとして検討中」としている。

 ディスプレイの大きさは6.18インチで、アスペクト比は19:9。解像度は1440×3040ピクセル(WQHD+)の有機EL(OLED)ディスプレイ。「AQUOS zero」と同じ発光層を用いており、色域はデジタルシネマ規格のDCI-P3に対応する。

 展示された試作品は内折りだが、外折りにも対応できる。

 ディスプレイにはプラスチックの基材が用いられ、R=3mmの屈曲が実現されている。30万回の折り曲げ試験をクリアしており、製品化の基準は満たしているものの、さらに高い耐久性や、折りたたみ機構の改良を目指しているという。

 製品化については、具体的な時期や内容は未定としているが、スマートフォンやタブレットより大きなサイズのものも含めて検討中としている。現在の技術では30インチ程度までは作製可能としている。