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ASUS、ゲーミングスマホ「ROG Phone」を11月23日に発売
本体の拡張コネクターに接続できるアクセサリーも同日発売
2018年11月16日 15:30
ASUS JAPANは、ゲーマー向けのブランドを冠したSIMロックフリースマートフォン「ROG Phone(ZS600KL)」(アール オー ジー フォン)を11月23日に日本で発売する。予約受付を開始しており、価格は11万9500円(税別、以下同)。
ROG Phoneは、ゲーマー向けにチューニングされたチップセットや、大容量ストレージを装備し、ゲームがプレイしやすい操作性を備えたゲーミングスマートフォン。本体にゲームパッドなどのアクセサリーが装着できる拡張コネクターを装備する。
また、拡張システムなどのアクセサリー5点をセットにした「ROG Phone コンプリートセット」をASUSオフィシャルオンラインストア「ASUS Store」と「ASUS Store Akasaka」限定で販売する。コンプリートセットの価格は19万9500円。先着30名にはオリジナルROG PhoneスーツケースとROG Phone Caseがプレゼントされる。
ROG Phoneは、同社のゲーマー向けブランド「ROG」を冠したゲーミングスマートフォン。本体には拡張ユニットを装着できるコネクターを装備しており、パッケージ同梱の冷却ファンや、別売のアクセサリーユニットを装着できる。
拡張コネクターを搭載、付属の冷却ファンで本体の冷却が可能
背面には拡張コネクターを備え、パッケージに付属する冷却システムの「Aero Active」を装着することで、負荷のかかるゲームをプレイしても本体の冷却ができる。
装着時にはAero Activeに搭載される、USB Type-Cと3.5mmイヤホンジャックが利用できるようになり、横画面でのゲームプレイでもケーブル類が手と干渉せずにプレイ可能。
同梱されるケース「ROG Phone Case」のケース中央を着脱させることで、Aero Activeを同時に装着することも可能となっている。
側面の超音波タッチセンサーをL/Rボタンに、背面ロゴを好きな色に光らせることも
側面には、ゲームパッドのL/Rボタンのように使える超音波のタッチセンサー「AirTrigger」が搭載され、ゲームごとにAirTriggerに割り当てるタッチ位置を設定可能。
また、CPU/GPU情報、温度の表示などができる管理アプリ「Game Center」が搭載される。ほかにも、Aero Activeのファンスピードの設定や、背面のROGロゴを好きな色に光らせることができる「Auraライト」の設定も可能。
Auraライトは、設定した色をWi-Fiや、QRコードで共有可能で仲間と同じ色に合わせることもできる。
また、ゲームプレイ中に通知を制限できる「Game Genie」を搭載する。明るさの固定やタッチ操作のブロックも可能。通知を制限をする機能では、アプリ通知を表示しないだけでなく、電話着信を完全に拒否することも可能。
チップセットはSnapdragon 845のオーバークロック版を搭載
チップセットには、クアルコムと協力して最適化されたSnapdragon 845のオーバークロック版が搭載される。同チップセットのベースクロックは2.8GHzだが、2.96GHzまでオーバークロックされる。
ディスプレイは、リフレッシュレートが90HzのAMOLED(有機EL)を搭載。応答速度も1msでゲームに向いているとしている。また、10万:1のコントラスト比、HDRビジュアルに対応する。
カメラは、背面に1200万画素のメインカメラと800万画素の広角カメラ、前面には800万画素のカメラを搭載。Proモード、美人エフェクト、スローモーション撮影に対応する。
本体はアルミ削り出し構造で、表面にゴリラガラス6、背面にゴリラガラス5を採用している。
主な仕様
6インチのAMOLED(有機EL)ディスプレイを搭載。解像度は2160×1080ドットで、リフレッシュレートは90Hz、応答速度は1ms。10点のマルチタッチをサポートする。チップセットは、Snapdragon 845のオーバークロック版(2.96GHz)を搭載。メモリーは8GB、ストレージは512GBでUFS2.1に対応。背面に1200万画素と800万画素のデュアルカメラ、前面に800万画素のカメラを搭載する。
対応バンドは、FDD-LTEがバンド1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28/29/32、TD-LTEがバンド34/38/39/40/41/46。SIMカードはnanoSIMカードスロットが2つ。DSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)に対応し、NTTドコモ網、au VoLTE網、Y!mobileのSIMカードをサポートする。
OSは、Android 8.1を搭載。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acに加え、60GHz帯を使うIEEE802.11adにも対応する。Bluetoothは5.0をサポート。充電端子はUSB Type-C。3.5mmイヤホンジャック、NFCを搭載。スピーカーは前面に2つ搭載する。バッテリーは4000mAhでQuick Charge 4.0をサポート。IPX4規格の防水機能に対応する。
大きさは158.8×76.1×8.3mmで、重さは200g。パッケージにはUSB ACアダプターセットとROG Phone Case、Aero Activeが付属する。
拡張コネクターに対応する別売のアクセサリー
拡張コネクターに装着できるアクセサリー5つが本体と同日に発売される。
2画面でプレイできる「TwinView Dock」
TwinView Dockは、本体を上面に装着することで2画面で利用できる拡張システム。バッテリーを内蔵しており、下面にはL/Rボタンも搭載する。動画やゲームの攻略サイト見ながらゲームをプレイするなどといった使い方が可能。価格は3万4800円。
Androidのマルチウィンドウ機能がベースとなっており、2画面同時操作をサポートする。システムをたたむと自動的にスリープとなる。
十字キーなどの物理キーを追加できる「Gamevice for ROG Phone」
Gamevice for ROG Phoneは、本体に装着して十字キーやアナログスティックを追加できるゲームパッド。価格は8980円。
無線画面出力でラグが少ない、ワイヤレスドック「ASUS WiGig Display Dock」
ASUS WiGig Display Dockは、無線で画面出力ができるワイヤレスドック。通信にはROG Phoneに搭載されるWi-Fi規格であるIEEE802.11adを利用し、ゲーム画面を出力してもラグが少なく表示ができる。価格は3万4800円。
また、ワイヤレスドックには、映像端子の他に、USB端子を備える。USBメモリーやHDDを接続することで、IEEE802.11adを利用したNASとして利用ができる。
デスクトップPCのように利用可能なドック「Mobile Desktop Dock」
Mobile Desktop Dockは、映像出力端子、USBポート、LANポートなどを備えたドック。モニターや、キーボード、マウスなどを接続することでパソコンのように利用ができる。価格は2万2800円。
ドック接続時には、キーボード操作をゲーム操作に割り当てる機能が利用可能になる。