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IPv6対応、より遠くまで届く「Aterm WG1800HP4/WG1200HS3」

 NECプラットフォームズは、無線LANルーターの新モデル「Aterm WG1800HP4」「Aterm WG1200HS3」を10月11日に発売する。オープン価格で、販売予想価格はWG1800HP4が8000円台後半、WG1200HS3が5000円台後半(いずれも税別)。

Aterm WG1800HP4
Aterm WG1200HS3

 今回発表された2機種は、同社のIEEE 802.11ac対応モデルの中で標準モデルと位置付けられる。WG1800HP4は3ストリーム、WG1200HS3は2ストリームでの通信に対応する。

 両機種ともに、IPv6 IPoEおよびIPv4 over IPv6に対応。IPv4での通信が低速化してしまうエリアや時間帯などの利用環境における、IPv6導入による混雑回避と高速通信のメリットを訴える。加えて、NEC独自の「IPv6 High Speed」によってさらなる高速化を実現したとしている。

 回路の設計や制御を見直したハイパワーシステムの採用により、無線性能を向上。電波が届く範囲を拡大した。木造3階建のハウススタジオで行われた実験では、一定の電波強度以上で通信できる範囲が、WG1800HP4では従来機種と比べて約16%拡大、WG1200HS3は約15%拡大した。

 WG1800HP4は、WG1800HP3の後継機種。5GHz帯で最大1300Mbps、2.4GHz帯で最大450Mbpsで通信できる。1000BASE-TのLANポートを4つ備え、ビームフォーミング、中継機能、Wi-Fi設定引越しなどに対応する。縦置きまたは横置き、壁掛けでの設置が可能。大きさは約169.5×110×33mm。

 WG1200HS3は、WG1200HS2の後継機種。5GHz帯で最大867Mbps、2.4GHz帯で最大300Mbpsで通信できる。1000BASE-TのLANポートを3つ備え、ビームフォーミング、MU-MIMO、中継機能、Wi-Fi設定引越しなどに対応する。縦置きまたは横置き、壁掛けでの設置が可能。大きさは約146×97×33mm。重さは約0.2kg。