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「えっ、本革でこんな薄いの？」、UNiCASEがiPhone新ケースで目指した体験
本誌読者限定クーポン、読者プレゼントも
2018年7月19日 11:00
UNiCASEがiPhone用ケースの新製品「SIMPLEST COWSKIN CASE」を発売した。UNiCASEオリジナル製品のほとんどを手がけるCCCフロンティアデザインが企画、デザイン、開発を行っている。
さまざまなiPhone向けケースを販売するUNiCASEがプロデュースするだけに、店頭での売れ行きやファッショントレンドを取り込んだ上で、他社が作らず、ユーザーから要望の多い内容を踏まえ開発した。
UNiCASE東急プラザ表参道原宿で、CCCフロンティアデザインの矢原拓社長にSIMPLEST COWSKIN CASEの企画・開発について話を聞いた。
最大の特徴は、革製のフリップケースでありながら薄く作られているというところにある。同じような革製のフリップケース製品は既に多く存在するが、たとえば女性向けのデザインの場合、あえてふっくらとした質感で装飾も多く、それなりにボリューム感が出る。一方、今回は「革ケースをシンプルに作ったらどうなるか」という視点のもと、本製品を開発したという。
実際に手に取ってみると、意外なほどに軽く、薄く感じられる。革ケースの持つ分厚く重たいというイメージをこの製品は覆してくれる。
名前の通り、デザインはとてもシンプルだ。裏から表までがシンプルな1枚の革で繋がっていて、装飾はもちろん、ステッチ（縫い目）もない。機能面では、フリップ部の裏側に1枚のカード入れがあるだけだ。製品企画の段階では収納できるカードを2枚にしたり、ストラップホールを付けたりするアイデアもあったとのことだが、それらの仕様と強度を両立させるためには、全体がどうしても分厚くならざるを得ない。薄さを第一としたことで、よりシンプルなデザインに落ち着いた。
フリップ部には通常、厚紙などを入れて強度を出す。一方、SIMPLEST COWSKIN CASEでは樹脂の板を採用した。先述したようにステッチは使わず、圧着しており、薄く軽く、それでいて剛性を保った形で仕上げられた。端の部分は、いわゆるオイルエッジ加工で本体と同じ色に染色しているが、こちらは生産工場に熟練した職人がいたことから実現した。
本革を採用したのは、裏表とヒンジになる側面。iPhoneは樹脂製ケースで固定される。本革とはいえ、シンプルな設計にしたことで、薄型化や軽量化に加えて、生産工数を抑え、コスト面でもメリットを生みだした。
価格はiPhone X用とiPhone 8/7用が3980円、iPhone 8 Plus/7 Plus用が4180円（いずれも税別）。ネット上で販売される一般的な本革ケースでは、5000～1万円のものが多く散見される中で、リーズナブルな価格帯と言える。このあたりも先述した製造しやすい構造の採用などの工夫があって実現したものだという。
カラーバリエーションは全9色と豊富だ。これも自前で染色しているからこそできることと言えるだろう。BLACK、NAVY、CAMPARI（濃い赤）、NICOTINE（焦げ茶系）など、渋い色合いのものも用意されている。革のフリップケースというと女性向けの印象が強いかもしれないが、シンプルで装飾のないデザインも相まって男性も使いやすい。
実は製品企画の初期段階では、メンズ向けとしてデザインしていたという。しかし開発を進める中で、女性や、より幅広い年齢層に受け入れられることが判明。ターゲットを絞ることなく展開することを決めた。
一般的に革製品は、それなりの厚みを感じさせるものが少なくない。そのため薄さを重視することのメリットを実感しづらい方も少なくないだろう。しかし実物を触ってみれば、薄さと軽量さがもたらす独特の快適さがよくわかる。革ケースの味わい深さは理解しつつも、分厚さや重さで敬遠していた方や、よりシンプルなケースを求めている方にとってはオススメできる選択肢だ。
本誌読者向けクーポンも
8月31日（金）まで、UNiCASE店舗で「SIMPLEST COWSKIN CASE」を購入の際、本記事を見せると、300円が割引される。ぜひ店舗で、「SIMPLEST COWSKIN CASE」の薄さをご確認いただきたい。
読者プレゼント
「SIMPLEST COWSKIN CASE」（iPhone X用 2名様、iPhone 8/7用 2名様iPhone 8 Plus/7 Plus用 2名様）を抽選でプレゼントいたします。締切は2018年7月24日正午。当選者にはメールでお知らせの上、送付先等を確認させていただきます。