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「HUAWEI P20」SIMフリーで6月15日発売、進化したライカのカメラとAI搭載
2018年6月11日 15:44
ファーウェイ・ジャパンは、SIMロックフリーのAndroidスマートフォンの最新モデル「HUAWEI P20」を6月15日に発売する。販売予想価格は6万9800円（税抜）になる見込み。
「HUAWEI P20」は、3月末にフランス・パリで発表されたP20シリーズのうちのひとつ。最上位モデル「P20 Pro」はNTTドコモから発売されることがすでに発表されているが、「P20」はSIMフリー端末としてファーウェイから発売される。
ライカのダブルレンズカメラ
特徴であるライカのブランドを冠したダブルレンズカメラは、モノクロが2000万画素でF1.6、カラーが1200万画素でF1.8という構成で、センサーを大型化し暗所撮影の性能を高めた。複数枚からAIによる補正処理を行う手ぶれ補正機能「HUAWEI AIS（AI Image Stabilization）」が用意され、手持ちで夜景を撮影できるとする。
オートフォーカスは4in1ハイブリッド・フォーカス・システムで、暗い環境で使うレーザーの到達距離が伸びるなど一部が強化されている。
「P20 Pro」同様に、AIによるシーン認識は、「Mate 10 Pro」で実現していた13シーンから19シーンに拡大。4D予測フォーカス、動画の960fpsスーパースローモーション撮影、風景撮影時の水平補正アシスト表示が可能。
インカメラは2400万画素、F2.0で、ビューティーモードでは健康的な色味に肌を調整したり、正確なフェイスラインの創出や3D認識で顔の特徴を美しく演出したりできる。逆光でも適正に補正するほか、新たな3Dポートレートライティング機能では5種類のライティングを選択できる。
液晶ディスプレイ、チップセットなど
ディスプレイは三辺を狭額縁としたフルビューディスプレイで、インカメラが配置されるノッチ（切り欠き）のサイズも最小限にとどめた。チップセットはAI処理を行うNPUを内蔵したKirin 970で、ユーザーの使用パターンを学習して最適化を行う。バッテリー容量は3400mAhと大容量で、ファーウェイ独自の超高速充電規格「HUAWEI SuperCharge」に対応する。
Dolby Atomos対応のスピーカーを搭載し、Dolby AC-4もサポート、パッケージ同梱のイヤホンはハイレゾ音源の再生に対応している。転送速度を96Mbpsにまで高めたマルチデバイスのファイル共有「HUAWEI Share 2.0」を利用可能。「Mate 10 Pro」「P20 Pro」同様に、PCディスプレイに接続してデスクトップ環境を実現する「HUAWEI PCモード」がサポートされる。
顔認証機能に対応。指紋センサーはディスプレイ側下部に搭載される。通信機能ではDSDV（デュアルSIM・デュアルVoLTE）がサポートされ、VoLTEはソフトバンク網が対応する。auおよびau VoLTEには非対応。
主な仕様
ディスプレイは約5.8インチ、2244×1080ドット、フルHD+のTFT液晶ディスプレイ。チップセットはKirin 970で、4GBのメモリー（RAM）、128GBのストレージを搭載する。microSDカードスロットは搭載されない。
通信方式と対応バンドは、FDD-LTEがバンド1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17/18/19/20/26/28/32。TDD-LTEがバンド34/38/39/40/41。4×4 MIMOやキャリアアグリゲーションがサポートされる。W-CDMAはバンド1/2/4/5/6/8/19。TD-SCDMAがバンド34/39。GSMは850/900/1800/1900MHz。
OSはAndroid 8.1で、EMUI 8.1を搭載する。Bluetooth 4.2に対応、Bluetoothの高音質コーデックではaptX/aptX HD/LDACがサポートされ、新たにファーウェイが提唱する規格「HWA」もサポートされる。
無線LANはIEEE802.11 a/b/g/n/ac（2.4GHz/5GHz）。外部端子はUSB Type-C（USB 3.1 Gen 1）。NFCを利用可能。防水性能を備える。
イヤホンジャックは搭載されない。パッケージにはUSB Type-C接続のハイレゾ対応イヤホン、USB Type-C to 3.5mm ヘッドホンジャックアダプター、保護ケース、SuperCharge対応のACアダプター、USBケーブルが同梱される。
大きさは約70.8×149.1×7.65mmで、重さは約165g。ボディカラーはミッドナイトブルー、ピンクゴールド、ブラックの3色。
