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KDDIと村田製作所、IoT活用で面談の質を向上させる実証実験

 KDDIと村田製作所は、IoTデバイスを活用してコミュニケーション情報を可視化し、面談の質を向上させる実証実験を5月下旬から開始すると発表した。

 実証実験では、村田製作所の仮想センサープラットフォーム「NAONA」を活用。ベルシステム24とKDDIエボルバの2社の会議室にセンサーを設置し、上司と部下が面談を行った際の発言の量や長さ、テンポなどのデータを収集。会話のトーンや発言の感情といったコミュニケーション情報を可視化する。

 得られたデータを元に、より効果的な面談を行えるよう、外部アドバイザーから上司に対してフィードバック研修を実施。研修後のデータを再度収集し、コミュニケーションの変化を検証する。

 今回の試みは、IoT技術を活用して従業員の満足度向上と働きやすい環境作りに貢献することを目的としており、KDDI系列のARISE analyticsの協力の下、実証実験の結果から商用化でのサービス拡充に向けた解析を行うとしている。