ニュース

卓上ホルダーにスピーカー、折りたたみ型の「かんたんケータイ KYF38」

 7月下旬に発売される「かんたんケータイ KYF38」は、使いやすさにこだわった折りたたみ型のフィーチャーフォン。耐衝撃性能や防水・防塵性能をサポートする。

 かんたんケータイ KYF38は、前モデルにあたる「かんたんケータイ KYF36」の細部を改善したモデル。主に70代のユーザーをターゲットに、電話番号やメールなどの文字サイズ、待受画面の時計、メニュー、電池残量や電波強度などのピクト表示は「でか文字」や「でかピクト」とし、視認性を高めている。

 次の操作に必要なキーが光って操作を誘導する「光で操作ナビ」のほか、よく使う連絡先や端末の一部機能を登録することができる「ワンタッチキー」など、操作を分かりやすくするための工夫を施した。

 画面全体が受話口として機能する「スマートソニックレシーバー」を採用し、通話の聞き取りやすさに配慮した。また、「GRATINA KYF37」で先行して搭載された、通話内容を録音データとしてまるごと保存できる「あとから録音」機能を用意。事前に設定を行った上で、通話終了時に同機能を選択すると、直前の通話内容をまるごと保存できる。通話開始から最大60分、50件までの保存に対応する。

 付属する卓上ホルダーにはスピーカー機能を搭載。電話がかかってきた時には大音量で知らせるほか、マナーモードにしていても卓上ホルダーにセットしておけば音が鳴る。また通話中に卓上ホルダーに置けば大音量でハンズフリーのスピーカーフォンとして会話できる。

 前モデルと同様、携帯電話の画面をテレビなどにそのまま写し出せる「テレビde写真」機能に対応する。同機能を利用するには、あらかじめテレビに別売の「テレビde写真受信機」(税込4800円)をHDMI接続する必要がある。

主な仕様

 ディスプレイは約3.4インチ、854×480ドット(FWVGA)で、モノクロ表示のサブディスプレイも備える。メインカメラは約800万画素、サブカメラは搭載しない。CPUは1.1GHzのクアッドコアで、1GBのメモリ(RAM)、8GBのストレージを備え、最大32GBまでのmicroSDHCカードを利用できる。

 LTEの通信速度は下り最大150Mbps、上り最大25Mbps。通話はau VoLTEに対応する。米国国防総省の物資調達基準であるMIL規格に準拠した耐衝撃性能を持ち、IPX5/8の防水性能、IP5Xの防塵性能を備える。おサイフケータイ、ワンセグは非対応で、赤外線通信に対応する。

 無線LANはIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.1をサポート。外部端子はmicroUSB。バッテリー容量は1500mAh。連続通話時間および連続待受時間は測定中となっているが、ハードウェア、ソフトウェアともにかんたんケータイ KYF36の仕様を踏襲する部分が多く、概ね前モデルと同等の数値となる見込み。

 端末サイズは約115×51×17.9mmで、重量は約142g(暫定)。ボディカラーはシャンパンゴールド、ロイヤルブルー、ワインレッドの3色をラインナップする。

発表会場での展示