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ツインカメラ搭載「AQUOS R2 SHV42」、auが6月上旬発売

 KDDI、沖縄セルラーは、シャープ製Androidスマートフォンのフラッグシップモデル「AQUOS R2 SHV42」を6月上旬に発売する。販売予想価格は9万5040円(税込)。

「AQUOS R2 SHV42」アクアマリン

 「AQUOS R2」はシャープ製の新フラッグシップモデルで、シャープから5月8日に発表されていたモデル。auでは、カラーラインナップとしてアクアマリン、プラチナホワイト、プレミアムブラックの3色を採用している。

 メインカメラは動画用と静止画用で2つに分けたツインカメラを搭載。動画、静止画にそれぞれ最適化されたレンズや仕様になっている。具体的には、動画用は奥までクッキリ映せるよう、被写界深度の深い135度の超広角レンズを採用しているのに対し、静止画用は明るさや精細感を重視し、22mmでF値1.9と明るいレンズを採用した。

 動画と静止画とでは、手ブレの特性も異なるため、動画用は電子式の手ブレ補正だが、静止画用は光学式の手ブレ補正になる。画素数も動画用は16メガピクセルだが、静止画用は22.6メガピクセルと、用途に合わせてハードウェアを最適化している。

 この2つのカメラを使って、動画の撮影中に静止画を同時に撮影でき、AIがベストショットを自動撮影する機能も用意される。シャープがあらかじめ、静止画に最適な構図を機械学習させており、構図がそれに近づくとシャッターが切れる仕様。撮った動画は、静止画と一緒に楽しむこともできる。また、静止画用カメラを使って動画を撮影することも可能だ。

 機械学習は被写体認識にも生かされており、AQUOS R2のカメラは人物、料理、夕景、ホワイトボードといった9つのシーンを検知。被写体に合わせた最適な画質に、自動で調整する。

「AQUOS R2 SHV42」プラチナホワイト
「AQUOS R2 SHV42」プレミアムブラック

 ディスプレイは約6インチで、4隅がラウンド形状かつ三辺を狭額縁としたフリーフォームディスプレイ技術を採用しており、インカメラは切り欠き(ノッチ)によりディスプレイ上部に搭載している。ディスプレイのアスペクト比は、ノッチ部分も合わせて19:9。アプリなどは、通常19:8の比率に合わせて表示されるが、写真を拡大した際などは、19:9に合わせて表示されるため、ノッチ部分が欠けて表示される。

 ハイスピードIGZOを搭載しており、液晶の応答速度の向上と100fpsのリフレッシュレート、チューニングにより、画面をなめらかにスクロールできる。従来のAQUOS Rに搭載されていたハイスピードIGZOは、120fpsの倍速表示を行っていたが、チューニングなどによって、100fpsでも従来より25%ほど応答速度を向上できているという。

 ディスプレイはHDRの「ドルビービジョン」もサポート。明暗の大きなシーンをダイナミックに表現するため、よりクッキリとした映像を楽しむことが可能だ。ドルビービジョンは、シャープの動画配信サイトである「COCORO VIDEO」や「ひかりTV」がサポートする。同じドルビーの機能としては、立体音響の「ドルビーアトモス」などもサポートされる。

 チップセットには、クアルコムのSnapdragon 845を採用。2.6GHzのクアッドコアと、1.7GHzのクアッドコアからなるオクタコアCPUを搭載する。内蔵メモリ(RAM)は4GB、ストレージ(ROM)は64GB。最大400GBのmicroSDXCに対応する。OSには、Android 8.0が採用される。ディスプレイは6インチで、ワイドQHD+(3040×1440ドット)。

 3130mAhのバッテリーを搭載し、連続通話時間は2110分、連続待受時間は630時間。おサイフケータイやワンセグ、フルセグに対応しており、IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵仕様を備える。通信速度は下り最大958Mbps、上り最大112.5Mbps。サイズは156×74×9.0mm、重さは181g。

発表会場に展示された「AQUOS R2 SHV42」