「iOS 11.3」が登場、ARKitの強化や新たなアニ文字など

　アップルは、iPhoneやiPadで利用できる「iOS 11.3」の提供を開始した。新機能が盛り込まれた大型アップデートとなる。

　新機能の1つは、AR体験の強化。iOS 11で導入された「ARKit」がバージョンアップし、これまでテーブルなど水平な面を認識してオブジェクトを表示していたことに加えて、壁など垂直な面も活用できるようになる。

　アニ文字では、新たにライオン、熊、ドラゴン、どくろが追加される。iPhone Xではユーザーの表情にあわせてアニ文字が変化する機能も利用できる。

　このほか、バッテリー劣化による予期しないシャットダウンを防ぐため、性能を制限する機能が明示されるようになる。これにより、ユーザー自身の手で同機能のON/OFFを切り替えられる。対象はiPhone 6以降の機種。バッテリーの交換が必要になれば、案内するようになる。