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iPhone X発売～Apple 表参道には当日在庫目当ての行列
2017年11月3日 10:23
11月3日、iPhoneの最新モデル「iPhone X」が発売された。表参道にある「Apple 表参道」では、8時から特別営業でiPhone Xの販売を開始した（通常は10時開店）。
iPhone新モデル発売時は、アップル公式でセレモニーイベントなどが行われることはないが、各Apple Store店舗では開店の瞬間にスタッフ総出でカウントダウンを行い、入店する客とハイタッチするというのが恒例となっている。しかし、iPhone Xの発売ではカウントダウンではなくカウントアップで、「テン」のかけ声と同時に営業開始となり、行列の先頭から入店した。先頭で入店したのは、当日在庫分を目当てに並んだ男性で、1週間前となる10月28日の夕方から並んだという。
今回のiPhone Xは供給に対して需要が大きかったためか、近年のiPhoneとしては珍しいくらい、当日受け取り分の予約が取りにくかった。その一方でiPhone X発売のプレスリリース内で「ほとんどの店舗では、予約注文なしで早めに来店されるお客さまに対してiPhone Xをご用意します」とアナウンスしたため、各地のApple Storeでは長い行列が形成され、Apple 表参道では8時の段階で約550人が並んだ。
Apple Storeでは店内の混雑を防止するため、iPhone Xの購入・受取待ちの人たちは店外に並ぶ形式を取っている。そのため、営業を開始しても表参道では外苑前に向かって長大な行列が残っていた。行列はざっと横を通っただけでも、日本語以外の言語も多く耳にしたので、来日客がお土産に買っていくというケースも多いようだ。ちなみにApple Storeは通常時から来日客が多く、日本人以外のスタッフも多く配置されている。
当日在庫分の行列は、アップルがコントロールしているわけではなく、公式には需要調査なども行っていないので、並んでも目的のモデルの在庫がない、あるいはどのモデルも購入できない、という可能性もあり、行列に並んでも購入できる保証はないとのこと。アップルでは在庫数などの情報は公表していない。
一方、アップルのWebサイトで事前予約した場合、配送ではなくApple Store店頭で受け取れるオプションも選択可能となっており、当日はそうした店頭受け取りの予約者専用の行列が作られていた。ただし、こちらは来店時間を比較的細かく指定できるため、長くても20人程度の行列で、指定時間に来ればそれほど待たずに入店できる形式となっていた。
なお、Apple 表参道ではiPhone Xの販売に並行して通常営業も行っており、iPhone X以外の製品の展示・販売も行われている。ざっと店内を見たところ、iPhone X販売に携わっているスタッフも全体からすると一部だけで、ほか製品の案内や販売もほぼ通常通り行える体制が整えられていた。
