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中学生の過半数、高校生は9割がスマホ、保護者対象の調査
2017年4月5日 12:51
明光ネットワークジャパンは、学習塾「明光義塾」の調査として、子供のスマートフォンの利用に関する調査を実施し結果を明らかにした。調査は2~3月にかけて、インターネット上で実施され、保護者593名が回答した。
子供が現在どんな種類の携帯電話(スマートフォン、フィーチャーフォン)を持っているか聞くと、小学校4~6年生は、「どちらも持っていない」が62.8%で最も多く、フィーチャーフォンが20.6%、スマートフォンが16.6%だった。
中学生は、スマートフォンが53.5%で過半数を占め、「どちらも持っていない」が29.1%、フィーチャーフォンが16.1%、「どちらも持っている」が1.3%だった。
高校生では、スマートフォンが91.5%でほとんどを占め、フィーチャーフォンが4.5%、「どちらも持っていない」が2.9%、「どちらも持っている」が1.1%だった。
子供がスマートフォンを持ったのは何年生の時かを聞くと、最も多かったのは高校1年生で26.6%、次いで中学1年生の21.6%だった。
一方で、スマートフォンを持つのは何年生からが適切かを聞くと、49.9%が高校1年生と回答。中学1年生は19.5%だった。高校生からとする意向は合計で65%を占め、中学生の過半数がスマートフォンを持つ実態とのギャップが明らかになっている。
子供にスマートフォンを持たせたきっかけを聞くと、「保護者のため」(保護者として連絡をとるため)が61.2%で最も多く、「子供の友達の多くが持っているため」が39.2%、「子供本人が欲しがったため」が20.1%などとなった。
アプリの利用などに関して、子供がダウンロードしたアプリで保護者が知っているものを聞くと、1位はLINEなどのメッセンジャーアプリで85.3%になり、2位はゲームで67.6%、3位はYouTubeなどの動画アプリで48.9%、Twitterが47.5%、自撮りアプリが32.4%、写真加工アプリが29.5%などと続く。単語暗記などの勉強アプリも17.6%が利用していた。
子供のスマートフォンの利用制限やその方法については、「家庭内でルールを作っている」が44.6%で最も多く、次いで35.5%が「制限していない」、30.9%が保護フィルターアプリのインストール、6.8%が制限機能が付いている子供向けのスマートフォンと回答している。「制限していない」は学年が上がるほど多くなり、保護フィルターアプリは小学生で多く利用されている。
調査ではこのほか、スマートフォンの利用について子供とどういうふうに話し合っているかや、持たせてよかったこと、悪かったことなども質問し、回答がまとめられている。