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抗菌・防水の「キッズケータイ F-03J」、Bluetooth連携のLinkingもサポート

 NTTドコモは、子供向けの見守り端末「キッズケータイ F-03J」を2017年2月に発売する。

「キッズケータイ F-03J」

 「キッズケータイ F-03J」は、家族が子供に持たせる見守り用の端末で、今回のモデルは富士通が製造を担当する。従来モデル同様に円形で4つのボタンを備えたワンタッチキーを搭載し、予め登録した連絡先に簡単に電話を発信できる。SMSはチャット表示で見やすくなり、絵文字も使用可能。画面テーマのデザインを選択できる。

 防犯ブザーを搭載し、ブザーを引くだけで連絡先への電話発信や位置情報の通知が行える。

 ボディカラーは樹脂の成型色を活かしたデザインで、ぶつけたりこすったりしても表面塗装が剥げないようになっている。また抗菌コート処理が施される。

 Bluetoothで連携した親のスマートフォンと離れると、双方に通知が届き、迷子などを防止する機能を搭載する。親のスマートフォンからは定型文や設定の変更などの編集操作が行える。

 Bluetoothで連携する「Linking」をサポートしており、Linking対応の機器を自宅に設置しておき、子供が帰宅すると、キッズケータイから親にSMSを送信する「帰宅通知」などの連携機能を利用できる。

 Linking連携機器は別売りだが、「Tomoru」が「docomo select」のラインナップとして取り扱われる予定。「Tomoru」の価格は1000円前後になる見込み。

 なお、同日発表されているモバイルWi-Fiルーター「Wi-Fi STATION N-01J」も、自宅に置いた状態であれば、上記のTomoruと連携したLinkingによる見守り機能をサポートする。

【お詫びと訂正 2016/10/24 16:11】
 記事初出時、モバイルWi-Fiル―ター「Wi-Fi STATION N-01J」とキッズケータイとの組み合わせで、Linkingによる見守り機能をサポートするかのような記述となっておりましたが、正しくは「キッズケータイの代わりにN-01Jを使い、Tomoruと連携する」という形になります。お詫びして訂正いたします。

Linkingでの連携

主な仕様

 ディスプレイは約2インチ、240×320ドットのQVGA。通信は3G(W-CDMA)で、2GHz帯と800MHz帯に対応している。GPS、Bluetooth 4.1、IPX5/8の防水とIP5Xの防塵、MIL規格の耐衝撃性能を実現している。緊急速報「エリアメール」をサポートする。LTEには非対応で、カメラも搭載されない。

 通信速度は下り最大14Mbps、上り最大5.7Mbps。SIMカードサイズはminiUIM(microSIM)カード。外部端子はmiroUSB。

 バッテリー容量は1000mAh。大きさは約91×49×16.8mmで、重さは約90g(どちらも暫定値)。ボディカラーはイエロー、ブルー、ピンク。