【WIRELESS JAPAN 2011】
KDDI、ドップラー効果を使って相手を探す「スマフォスイング」
KDDIブースでは、音波を使って目的のものを探す「スマフォスイング」という技術でもが実施された。
「スマフォスイング」は、スマートフォンをゆっくり左右に振る間に音波を出し、そのドップラー効果を利用して目的のものがある方向を検知するという技術。既存のスマートフォンで利用できる。
たとえば、オフ会など混雑した状況において特定の1人を見つけ出すためなどに利用できるという。周囲5m程度の範囲での探索技術となる。商用化は未定。
スマートフォンをスイングさせ、その間端末のスピーカーから音波を発信する。探される側の端末やモジュールは音波を読み取り、探しているスマートフォンにBluetoothを介して受信した時刻を通知し、その情報を元に探しものの存在する方向が矢印で表示される。音波を利用するため、音が届かない範囲では利用できないが、音波の出力周波数を変更することで、複数の端末が探索している状況でも混信せずに利用できるという。
(津田 啓夢)
2011/5/25 18:58