【WIRELESS JAPAN 2009】
ドコモ、健康支援ASPや遠隔映像視聴など


体調管理を支援

 7月22日から開催されている「WIRELESS JAPAN 2009」のNTTドコモブースでは、新サービス「ウェルネスサポート」が紹介されている。

 「ウェルネスサポート」は、ドコモが企業向けに提供するASPサービス。導入企業にとっては、「ウェルネスサポート」を利用することで、携帯電話で計測した歩数計データなどを自社の健康支援サービスに利用できる。

 今回の展示では、「ウェルネスサポート」自体の概要を紹介するとともに、導入企業による個人向けサービスなどが紹介されていた。担当者によれば、「メタボ健診」が健康保険組合や自治体に対して義務化されたことで、健康保険組合などでは組合員の体重データの把握が求められている。そのためには、より多くの人に体重計を利用してもらう必要があり、体重計の貸与も検討している自治体があるという。「ウェルネスサポート」は、そうした流れに乗って、携帯電話を活用した健康管理の仕組みの普及を目指している。健康関連データの測定で電子化が進むことで、これまで紙に記されたデータを手入力していた医療機関にとっても、データ入力の効率化が見込めることもメリットの1つとされている。

 

ウェルネスサポート関連で体重計と携帯電話などが展示されていた導入企業によるサービス

 

ポケットUで遠隔視聴

 ドコモのサービス「ポケットU」は、パソコンに専用ソフトをインストールすることで、携帯電話からパソコン内のコンテンツを閲覧できる。今回のドコモブースでは、ポケットUとクイックサン製の液晶テレビを組み合わせた「ポケットU×ROBRO-TV」が紹介されていた。

 「ROBRO-TV」は、インターネット上のコンテンツも参照できるテレビで、「ポケットU×ROBRO-TV」ではROBRO-TVに録画した番組を遠隔視聴することもできる。「ポケットU」の利用料は月額525円(初回契約から30日間無料)だが「ポケットU×ROBRO-TV」で追加料金は発生しない。

 

「ポケットU×ROBRO-TV」携帯ではiモーションに変換された映像データを視聴

 

夏モデルなど

 このほかドコモブースでは、2009年夏モデルやiコンシェル、動画サービスも展示されている。また1000台限定販売の「お便りフォトフレーム」と同端末向けサービス「お便りフォトサービス」も紹介されていた。

PRIMEシリーズの体験コーナーiコンシェルコーナー
「お便りフォトサービス」画面下部にメッセージ
背面動画コンテンツの紹介も

 



(関口 聖)

2009/7/23/ 11:05