【CEATEC JAPAN 2009】
フレパー・ネットワークス、携帯展示は報道陣もシャットアウト


ブースの外観

 フレパー・ネットワークスは4月、NTTドコモのFOMA網を使ったMVNOサービスについて基本合意したと発表。ブースではその内容が展示された。

 同社は4月、FOMAの卸売り回線を使った携帯電話端末による音声通話やデータ通信サービスを提供し、エンドユーザー向けの独自サービスブランドを立ち上げる予定と案内した。4月のリリースでは、こうしたサービスの提供に向け、NTTドコモと基本合意したと発表された。

 今回同社のブースでは、中央に携帯向けの展示を配し、外から見る限り、なにやらモバイル機器を展示しているようだった。しかし、モバイル関連のコーナーはゲスト向けにしか公開しておらず、一般来場者もメディア関係者も入場が制限されている。撮影も許可されていない。同コーナーの入り口にはスタッフが入場者をチェックしており、コーナーの中にも警備を配していた。

 フレパー・ネットワークスの関係者は、公にされたイベントでメディアを閉め出す理由を、「NTTドコモと基本合意した段階で、決定した情報が提供できないため、事前に案内したゲストのみを受け入れている」と説明している。同社は、4月の発表時点において、2009年中にコンシューマー向けブランドを立ち上げる考えを示しており、今後あらためて情報を提供するとしていた。

 



(津田 啓夢)

2009/10/9/ 19:32