【CEATEC JAPAN 2009】
ドコモ、TPOに合わせて携帯メニューが自動で切り替わるアプリ


状況に応じて自動的にメニューや待受画像などが切り替わる

 NTTドコモは、携帯電話がユーザーの状況を推定し、携帯電話のメニュー画面がその状況に応じて切り替わるメニューアプリケーション「TPOで変化するメニュー」を参考出品した。

 「TPOで変化するメニュー」は、時間帯や位置情報からユーザーの行動パターンを把握し、状況に応じたメニュー画面を推測して表示するアプリケーション。例えば、日中いつもいる場所は会社、夜にいつもいる場所は自宅など、おおまかなユーザーの行動パターンに合わせて、メニュー画面が切り替わる。

 仕事中はビジネス仕様のメニュー、自宅では子どもの写真の待受画像をメニューといったように、ユーザーが利用シーンを別に表示させたい内容をカスタマイズしておく、アプリケーション側でそれに合わせたメニューを自動的に判断する。また、ワークスタイルが多様化ている事情を受けて、初期設定では夜にいる場所を自宅と判断するが、ワンボタンで会社などに切り替えられる。

 なお、今回のアプリケーションには、GPSの位置情報に基づく行動推定技術が採用されている。ドコモはこの行動推定技術を使って携帯電話のパーソナライズ化を進めるとともに、現在地と進行方向を推定して、移動先のオススメ情報をタイムリーに配信する「リアル行動ターゲティング情報配信」サービスなども検討しているという。

自宅は子ども写真が待受に仕事中は実用的なショートカットが並ぶ


 



(津田 啓夢)

2009/10/7/ 11:15