【CEATEC JAPAN 2011】
ドコモ、家庭用の小型蓄電池を展示
参考展示された家庭用小型蓄電池 |
「CEATEC JAPAN 2011」のNTTドコモのブースでは、「ホームエネルギーマネジメント」のコーナーで、家庭用の小型蓄電池が参考出展として紹介されている。
同社では「スマートタップ」として、家庭内のネットワークに接続し電力消費などのデータを送信できる電源タップを開発し、モニターに登録した家庭向けに試験サービスを提供している。試験サービスは10月末まで実施される予定。「ホームエネルギーマネジメント」は、これらの電力計測ツールに加えて、発電設備や電力コントロールツールなどを加えることで、家庭内の電力利用の最適化をめざすというもの。
初めて展示されるという家庭用小型蓄電池は、そうした家庭内の電力利用最適化の一環として、停電など非常時の利用を想定して開発されているもの。家庭用コンセントやソーラーパネルから内蔵バッテリーを充電でき、リビングなどでも馴染むようにというコンセプトから、上部には平時に利用できるインテリアライトを装備。持ち運び用のハンドルも用意されている。
背面には外部の機器を充電するための電源タップ(スマートタップ)と「ワイヤレス対応トランスレータ」を搭載。モバイル機器の充電用としてUSB端子も用意されている。内蔵バッテリーの容量は100Wh(100Wの機器を1時間駆動できる容量)で、携帯電話なら10~12回の充電が行える。
同社ではまた、中型蓄電池も参考展示しており、こちらの容量は500Whとなっている。小型、中型の蓄電池ともに、家庭用コンセントからなら5~6時間で満充電にできるという。
「ホームエネルギーマネジメント」の概要 | 家庭用小型蓄電池は、普段はインテリアライトとしても利用できる |
家庭用小型蓄電池の背面。スマートタップが搭載され、USB端子も装備 | こちらは容量が5倍の中型蓄電池 |
スマートタップはモニター家庭で試験サービス中 | スマートタップを使ったサービスの概要 |
スマートタップを使った「省エネ応援サービス」をスマートフォンから利用 |
(太田 亮三)
2011/10/5 12:45